『詩と死をむすぶもの 詩人と医師の往復書簡』は、医師が患者の死を通して得た洞察を通して、死の意味を深く考えさせてくれる一冊です。
死をただの「人生の一イベント」と捉える著者の視点には、新鮮な驚きがあります。
普段、重く捉えがちな「死」を、こんなにも軽やかに見つめ直せるという発見は、読者に新たな視野をもたらすでしょう。
「死がなければ人生はつまらない」という著者の言葉には、一瞬ハッとさせられますが、読み進めるにつれてその深い意味が徐々に心に響いてきます。
この本を読むことで、死に対する恐怖が和らぎ、自分の生き方を見つめ直すきっかけが生まれるかもしれません。
また、著者が看取った患者や家族の物語は、いろいろな人生の形を映し出し、それぞれに異なる豊かな生き方を学べます。
自分自身の人生を振り返り、見過ごしていた「大切なこと」に気付く瞬間もあるでしょう。
「死」はネガティブなものではなく、それを知るだけで生きる力が湧いてくる—そんなメッセージが、この本には込められています。
死を通して人生の深みを理解し、自分らしい生き方を発見するヒントが満載です。
『詩と死をむすぶもの 詩人と医師の往復書簡』を通じて、あなたも死の概念を柔らかく受け入れ、人生そのものをより豊かにしてみませんか?
著者紹介
谷川 俊太郎(たにかわ しゅんたろう)
1931年、東京生まれ。詩人。詩集『二十億光年の孤独』を刊行以来、詩やエッセー、翻訳、脚本など幅広く活動する
徳永 進(とくなが すすむ)
1948年、鳥取県生まれ。京都大学医学部卒業。鳥取赤十字病院内科部長を経て、2001年12月、鳥取市内に、ホスピスケアのある有床診療所「野の花診療所」を開設。2002年に在宅ホスピスも始め、2013年からは診療所の活動の中心としてきた。
1982年、『死の中の笑み』(ゆみる出版)で第4回講談社ノンフィクション賞受賞。1992年、第1回若月賞(地域医療に貢献した人に贈られる賞)受賞。著書に『こんなときどうする?』『心のくすり箱』(ともに岩波書店)、『ケアの宛先』(鷲田清一氏との共著、雲母書房)など。
引用:Amazon
作品について(エッセイ)
人生100年時代って、本当!?
「詩と死をむすぶもの 詩人と医師の往復書簡」を読んで
50歳の男性が100歳まで生きる可能性は、1%台(厚生労働省の簡易生命表による)だと言われています!
最近「人生100年時代」という言葉を耳にすることが増えましたが、この言葉の意味をよくわかってなかったことに反省です(泣)
本当の意味を知ることで、長寿を目指すことより、余命に意識を向けて、健康意識を高める良いキッカケになりそうです(汗)
昔、「レアジョブ」と言うオンライン英会話で英語をを学んでいた時、フィリピン人の先生とよく世間話をしていました。
「日本人の寿命は、長いよね」
と言われたので、フィリピン人の平均寿命を聞いてみると、60歳台と聞きました。
思わず絶句して、その後の会話に困ったことを覚えています。
フィリピン人の先生の家の中を動画で見せてもらいましたが、日本と変わらない設備がありました。
街の状況も、整っていたのに、ちょっと不思議です。
フィリピン人の寿命の短い理由を調べてみると、自然災害を多い地域だとか。
実際、台風でフィリピン人の先生の家が破損したことがあり、その際にはお金を送った記憶があります。
いくら医療が発達したり、環境が整っても、命を守ることができない要因があることを思い知らされました。
そんなことを思い出すと、意外と死と言うものは、身近に存在することだと考えてしまいます。
日本の男性の平均寿命は、80歳ぐらいですが、生存確率は60%ぐらいです。
最近では、健康を意識した食事や運動、睡眠、メンタルヘルスの重要性をよく耳にします。
人生100年時代を迎えるにあたり、日々の小さな習慣が私たちの未来を左右すると思います。
運動、睡眠などに気を配り、健康意識を高めたつもりですが、心を一層引き締めて、今この瞬間を大切にして、充実した人生を歩みたいものです。
また、数字に惑わされることなく、一日一日、大切に暮らしたいものですね。
(作成意図他)
身近な死を深堀りして、自分の死に向けての行動を考え、それをモチーフにしてトライしてみました。
また、「人生100年時代」と言う、いまホットな言葉を使いました。
身近な死と未来の死を理解して、自分がどう生きたいかをイメージしてもらえたら嬉しいです。
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