バットマンのダークナイト

ジョーカーの名言が異常すぎる?映画「ダークナイト(あらすじ・感想)」

  • 2019年9月25日
  • 2019年11月8日
  • 映画

ダークナイト (字幕版)

 

映画「ダークナイト」は、「バットマン ビギンズ」の続編で、ゴッサム・シティに現れた史上最悪の愉快犯ジョーカーとバットマンの戦いのなかで、正義と悪の区別、本当の意味を思い知らされる大人のアメコミに進化した作品です。

シリーズで初めてタイトルからバットマンが取られ、新しい世界観で、闇の騎士(ダークナイト)の生き様を描く目が離せない映画です。

キャストは、前作から続投の主人公バットマンをクリスチャン・ベイル、ジョーカーがヒース・レジャー、ハービー・デント/トゥーフェイスがアーロン・エッカートがつとめる。

監督は、前作「バットマン ビギンズ」のクリストファー・ノーランがメガホンをとる。

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作品情報

製作年 :2008年
上映時間152分
ジャンルアドベンチャー、アクション
監督  :クリストファー・ノーラン
キャストクリスチャン・ベイル
ヒース・レジャー
アーロン・エッカート
ゲイリー・オールドマン etc

 

ジョーカー役のヒース・レジャーは撮影直後に、薬の摂取を誤って急逝したのが残念ですが、彼の演技が高く評価され、アカデミー賞で助演男優賞を受賞しました。

それを思うと、ジョーカーの異常さは、何か彼に偉業を成し遂げた代償のように感じました。

 

この作品の題名からから、「バットマン」という言葉がなくなりました。

その思いは、子どもたちには理解が難しい、大人の都合?正義があれば悪がある?理解不能の内容がテーマだからだと思います。

とても、大人たちの都合でエキサイトして作られた作品なので、世界に4台しかないIMAX用の撮影機器を壊したのも頷けます。

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あらすじ

悪者が蔓延り、悶々とするゴッサム・シティーで、ジェームズ・ゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)、ハービー・デント地方検事(アーロン・エッカート)が力を合わせたおかげで、クリーンな街になりつつあった。

また、バットマン(クリスチャン・ベイル)は街で起こる犯罪を、少なくしていった。

しかし、ジョーカーと名乗る謎の愉快犯が現れ、また、異常で、狂気な街へと。

最強の敵を前に、バットマンはあらゆるハイテク技術を使いながらも、信じるものすべて、そして孤独と戦うことになる。

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作品を見て感じたこと(ネタバレ・感想)

「正義」があるから、「悪」がある?難しい、タブーにフォーカスした作品ですね。

特に重く感じたのは、正義を守るために「嘘」をつく、到底、子どもたちに見せることが出来ないと思いました。

だから、「バットマン」が題から外されたのかもしれません。

最後のシーンで、ゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)が、息子に、

「彼はヒーローじゃない。沈黙の守護者。我々の監視者。闇の騎士(ダークナイト)だ」

正直に辛い場面でした。

頑張っているバットマンがなぜ?

本当の「正義」を教えてくれる、重く、辛い作品でした。

 

今回の作品は、とても人間味のあるバットマンでした。

人を愛し、それに純粋に向かっていく姿は、暖かく感じましたが、それによって苦しみを増やしてしまいます。

それを考えると、宿敵のジョーカー(ヒース・レジャー)は、何枚も上手だったと思います。

ジョーカー「狂気っていうのは重力みたいなもんだ。ちょっと押すだけで十分だ」

深すぎますね、転び始めたら、どんどん加速して奈落の底に落ちてしまう。

それを知って、悪を極めるのは、凄すぎます。

 

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ジョーカーがデント地方検事(アーロン・エッカート)をトゥーフェイスに変えてしまいます。

その原因は、大人たちの「嘘」でした。とても、悲しいことです。

ジョーカーって、人の心を巧みに操る悪魔なのかもしれません。ただの、愉快犯では、分類が出来ません。

バッドマンの腹心、アルフレッド(マイケル・ケイン)、フォックス(モーガン・フリーマン)が、彼の元を離れる。

孤独とも戦わなくてはいけないバットマンはどうなるのでしょうか?

とても辛すぎる瞬間でした。

 

自分の正義を守るために、愛する人、大切な仲間を失うのは、どこかおかしいです!

この作品は、邪悪な悪人との対決ではなく、自分との戦いでした。でも、どこか大人の大義に翻弄されて。

ゴッサム・シティーの安全、平和を守るために、誰かを犠牲にして、「嘘」をつくのは、完全にジョーカーの思うつぼだと思います。

ゴードン警部補の子供の目には、どのように映ったのでしょうか。

「正義」VS「悪」ではなく、「正義」の中に「悪」がある、そんな大人の都合を教えてくれるヘビーな作品でした!

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まとめ(おすすめ・考察)

一番辛かったのは、アルフレッドによって、レイチェル・ドーズ(マギー・ジレンホール)の手紙が燃やされるときでした。

バットマンは、何も真実を知らないまま。それで、良かったのでしょうか?

彼へのダメージに配慮して、アルフレッドは、手紙を処分してしまいます。

彼女の思いを知らせることは、彼女の大切な願いなのに、大人の配慮で、事実を曲げてしまいます。

真実を知らないことが、幸せな場合がありますが、それって、人の勝手な解釈だと思いませんか。

でも、事実を受け入れられない人もいますし、受け入れられる人もいます。

本当の「正しい」が何なのか、考えさせられました。

あなたは、どう受け止めることができますか?

 

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