「失敗の科学」という本は、失敗から学び成長することの重要性を教えてくれる本です。
この本を読むと、失敗は決してネガティブなものばかりではなく、成長のカギを握っていることに気付くことができます。
そして、失敗を成功への礎と捉える考え方に変えることができるでしょう。
著者紹介
マシュー・サイド(ましゅー・さいど)
1970年生まれ。英『タイムズ』紙の第一級コラムニスト、ライター。オックスフォード大学哲学政治経済学部(PPE)を首席で卒業後、卓球選手として活躍し10年近くイングランド1位の座を守った。英国放送協会(BBC)『ニュースナイト』のほか、CNNインターナショナルやBBCワールドサービスでリポーターやコメンテーターなども務める。
引用:Amazon
作品について(エッセイ)
ぼっち経理マンの大失敗!
「失敗の科学」を読んで
私は、理工系の大学を卒業して、水処理プラントメーカーの技術者として働いていました。
ところが、その会社に1人しかいない経理社員が急にやめることになり、社長の鶴の一声で、私がその会社の経理担当に任命されることになりました。
しかも、前任者からの引き継ぎ期間は、たった1ヶ月(汗)
経理の経験がない私がこの仕事を引き受けたことについて、今考えると若気の至りだったと感じます。
ぼっち経理マンの誕生です(笑)
その会社は、「ザ・昭和」でした。
賞与は現金支給で、お父ちゃんがお母ちゃんにいい顔をするためのシステムでした(笑)。
私は、初めて賞与の支給を手続きするため、現金を銀行に引き出しに行った時のことです。
当時、まだ、銀行のルールなど、何も知りませんでした。
会社の口座にあまり資金がなかったので、得意先から回収した小切手を持参。
銀行で、
「阿部さん、小切手は現金になるまで、2〜3日以上かかるよ」
と言われてしまいました。
今日の賞与、1千万円以上の現金が用意できなくて、頭が真っ白になりました。
人生で最大の失敗です。
慌てて会社に戻り、社長と作戦会議を開きました。
幸いにも役員の方々からお金を借りて、なんとか資金を確保することが出来ました。
実は、私を心配して、万が一の場合のため、私は、役員の方々から個人のローンカードを預かっていたのです。
それを利用して、約1千万円を準備することが出来ました。
予定が狂ったため、大急ぎで賞与の袋詰め。
初めてたくさんのお金を数えたので、指紋がなくなるような感覚を覚えました。
最後にきれいに過不足なく、現金を袋詰めできたときは、本当にホッとしました。
正直に言うと、こんな私に会社の経理を任せるなんて、今でも驚いています。
しかし、この大失敗で、自分の無知の恐ろしさを心に刻む事ができました。
もうこんなことは、精神衛生上、二度とごめんです。
(作成意図他)
「失敗の科学」は、難しすぎて理解が出来ませんでした。
自身の最大の失敗を書いてみました。
ちょっと馬鹿な私を笑ってもらえたら幸いです。
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