『イノベーション創出を実現する「アート思考」の技術』は、日常の思考に新たなスパイスを加え、そこから革新的なビジネスアイデアを生み出す方法をわかりやすく解説した一冊です。
既存の枠にとらわれない発想力を養うヒントが詰まっており、ビジネスパーソンはもちろん、新しい視点で物事を考えたいすべての人におすすめです。
特に、「想像力を使えば、100年前も、100年先もイメージできる」という言葉は、自分の可能性を信じさせてくれる力強いメッセージです。
この本を読めば、「自分にもできる」という前向きな気持ちが自然と湧いてきます。
著者は、成功者の具体例を豊富に取り上げながら、アート思考を日常に取り入れるための実践的なステップを提示しています。
興味や経験、趣味をベースにアイデアを膨らませていくアプローチは、行動のハードルをぐっと下げてくれるため、初めて挑戦する人にも安心です。
本書の魅力は、単にビジネスのテクニックにとどまらず、自分の思考スキルをバージョンアップし、人生そのものをより豊かにする可能性を秘めている点です。
自分の思考のクセを見直し、新しい発想を取り入れることで、自分だけの価値を創造する楽しさを実感できるでしょう。
『イノベーション創出を実現する「アート思考」の技術』は、あなたの可能性を広げ、次のチャレンジへの扉を開く一冊です。
ぜひ、この本を手に取り、自分の思考法をアップデートして、より充実した人生とビジネスを手に入れてみてください!
著者紹介
長谷川 一英(はせがわ かずひで)
株式会社E&K Associates代表、青山学院大学大学院国際マネジメント研究科非常勤講師
1962年東京生まれ。東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了。芝浦工業大学工学マネジメント研究科(MOT)修了。
日本と米国の製薬企業に通算28年間在籍し、創薬研究、経営企画などを行なう。
新薬の成功確率は3万1000 分の1といわれるなか、イノベーション創出について研究してきた。
2018年10月より現職。現代アートのイベントを主催、アーティストと交流する中で、「アーティストの思考の飛躍が産業界のイノベーション創出を促すこと」を構想。
アート思考によるイノベーション人材育成プログラムを開発。
文化庁令和2年度文化経済戦略推進事業として、アーティスティック・インターベンション事業を実施。
アーティストと産業界とのコラボレーションにより、イノベーティブな社会ができることを期待している。引用:Amazon
作品について(エッセイ)
問いを深めることとは!?
「イノベーション創出を実現する「アート思考」の技術」を読んで
会社のデスクでふと横を見ると、上司が真剣な顔で、工場の設備の絵を描いていました。
その絵を見ながら、
「何をしているんですか?」
と尋ねると、
「これが設計図になるんだ」
設計図といえば、無機質なパソコンのデータというイメージしかなかった私にとって新鮮です。
「お客さんに全体のイメージを持ってもらうことが大事なんだよ。
あと、使う人が“これなら使える”と思えないと意味がないからね。」
その絵は、設備の配置だけでなく、作業者の動きやメンテナンスのしやすさまで丁寧に考慮され、お客さんに寄り添ったものです。
私にとって斬新な手法でしたが、その絵があることで、お客さんが簡単にイメージでき、設備購入の判断ができると思いました。
その上司の絵を用いたお客さんへのアプローチで、「仕事」との接し方が少しわかった気がしました。
効率や結果だけではなく、使う人へ思いが本当に大切なことだと。
その後、私も見える化で得られる情報を大切にするように。
ふとあの上司の絵を思い出すと、
「これを見た人は何を感じるだろう?」
そう考えると、図面は単なるデータではなく、人が触れ、長く付き合う“もの”だとイメージできます。
それからは、私も手描きの絵をチャレンジするように。
上司ほどの技術はありませんが、「伝える」ことへ意識を持つだけで、仕事の質が違ってきます。
また、上司が描いていた絵は、答えを出すための作業ではなく、問いを深めるためのプロセスだと思います。
その作業で、私は「考えることの面白さ」を実感し、その答えを探す過程が仕事の本当の魅力なんだと。
今では、自分の生き方にも問いを大切にするよう心がけたり。
問いを深めることで、自分自身の成長を感じられるようになったような気がします。
その上司の教えは、私の大切なスキルとして大活躍です。
考え抜く時間こそが大切だと感じながら、これからも「考えることの面白さ」を自分のキーワードにしたいものですね。
(作成意図他)
今回の課題図書は、思考の幅を広げてくれる内容に、思わずハッとさせられました。
これまで出会ってきたアイデア豊かな人たちを思い返しながら、印象的なエピソードを探してみました。
その中でも、特に今でも役立っている内容を一つ選んでみました。
2次元から3次元へと視点を変えるだけで、見えるものが大きく変わること。
その当たり前のようで気づきにくいポイントを伝えたいと思っています。
また、上司の素晴らしさをたくさんのエピソードで表現したかったのですが、今回はその中から特に印象深い一つに絞りました。
できるだけ優しい言葉を使い、読者が理解しやすいよう心がけています。
合わせて読もう!
24色のエッセイ 〜人生を変える文章塾「ふみサロ」の奇跡
「24色のエッセイ 〜人生を変える文章塾「ふみサロ」の奇跡(ふみサロエッセイ集制作委員会)」は、それぞれの著者が、自身の経験と体験に伝えたいメッセージを詰め込んだ作品ばかりで、色々な人の心にビタミンを与える内容です。
エッセイを書くことで、本当に自分に気付くことができる?
城村塾長が選ぶレパートリーに富む課題図書にビビっときた思いを、エッセイで表現して、自分が今まで気付かなかった自分と出会えた著者たちの作品がいっぱいです。
文字という記号で書かれたエッセイですが、個性的な著者のさまざまなスタイルが、自分の生き方の舵取りにヒントをプレゼントしてくれるかもしれません。
この本を読むと、あなたもエッセイで自己開示をしたくなります!
「24色のエッセイ 〜人生を変える文章塾「ふみサロ」の奇跡(ふみサロエッセイ集制作委員会)」は、それぞれの著者が、自…