「ひまわりのなみだ(横須賀しおん)」は、私が参加しているふみサロメンバーの横須賀しおんさんが出版された、とても心があたたまるピュアな詩集です。
私にとっては、思春期の頃の恋心を記した作品が、とても印象的で懐かしいと同時に、自分の少年時代の思い出と重なりました。
この詩集を読むと、自分に残っている純粋な気持ちを気付かせてくれ、忙しい現代社会の生活に潤いを与えてくれます。
著者紹介
横須賀しおん(よこすか しおん)
詩人、著述家、連詩マニア・自作詩の朗読。独特のリズム感のある文章が多い。2020年横須賀連詩倶楽部発足・主催者 2019年処女詩集『いつだってアイはあのころのまま』(インプレスR&D) 2020年6月『24色のエッセイ』商業出版
クラブハウス@yokosukashionフォロー歓迎!引用:AMAZON
作品について(エッセイ)
私と詩の出会いは、素敵な女性の先生の贈り物でした!
「ひまわりのなみだ(横須賀しおん)」を読んで
私は、50年以上生きてきたのに、詩というものと縁がありません。
詩とは、芸術だと思い、自分とは関係ないと避けていた感があります。
でも、自分との接点を、一生懸命考えるとありました!
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
島崎藤村の詩の「初恋」を覚えたことです。
理由は、女性の国語の先生に、文字と心を通わせなさいと言われ、それに興味を覚えたからです。
とりあえず覚えましたが、結局、この詩と心を通わせれませんでしたが。。
その国語の先生は、なぜか、生徒の私一人を、個室に呼び出し、お茶とおまんじゅうをごちそうしてくれました。
何を話したのかは、覚えていませんが、先生がニコニコしていたことだけは、記憶に残っています。
年上の女性との初デートです(笑)
未だに、なぜ僕を呼び出したのかは、不明です。
卒業して、10年以上経ってから、先生に会いましたが、先生が、二人の秘密を覚えくれ、どこか嬉しい自分に気付きました。
親友にそのことを話すと「阿部は、癒やし系だからな」と言われ気になっています。
最近、自分の娘ぐらいの女性に、去年、50歳を過ぎて、生まれて初めて一目惚れした経験を話したところ、「阿部さん、ピュア、素敵」と言われました。
私としては、笑いをとるために、冗談を言ったつもりでしが。
想定外の反応が、ちょっと、嬉しかったです。
学生時代の思い出、一目惚れ事件が、島崎藤村の詩に繋がるなんてビックリです。
好奇心だけだった島崎藤村の純粋な思いの詩と、自分の一目惚れした時の気持ちが重なるなんて。
自分の記憶、経験や思いに文字を重ねることが、文字と心を通わせることだったのですね。
先生、ありがとう。
自分にピュアなところがあるなんて、ちょっと、幸せです。
人生100年時代なので、あと50年、今まで知らない自分に出会い、それをピュアに喜びたいものですね。
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