映画「スパイダーマン: スパイダーバース」は、これまでのシリーズと違い、いきなり従来の主人公ピーター・パーカーが死亡し、その後を継ぐ新しい主人公の成長を描く作品。
今までのファンにとっては、驚きがある展開で、複数のスパイダーマンが力を合わせて悪と戦う新しいスパイダーマンシーンが開花する。
作品情報
製作年 :2018年
上映時間 :117分
ジャンル :アクション
監督 :ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン
キャスト :シャメイク・ムーア、ジェイク・ジョンソン、ヘイリー・スタインフェルド etc
あらすじ
ある日、主人公のマイルス・モラレスは、特殊な蜘蛛に噛まれ、大いなる力を得るがうまく使いこなせない。
モラリスは、スパイダーマンのピーター・パーカーが、時空をコントロールしようとする悪人たちと戦っている現場に居合わせるが、何もできなかった。
不完全な時空コントローラーの影響で、モラレスの世界に色々なスパイダーマンが引き寄せられました。
スパイダーマンたちは、元の世界に戻るために、悪人たちと戦うことになる。
そして、モラリスも立派なスパイダーマンへと成長していく。
作品を見て感じたこと(感想)
何も出来なかった少年が成長する。
そこに、いい大人といい仲間がいる。
とてもアクション映画だけで、語るのがもったいない作品でした。
スパイダーマンは、青春の真っ只中、等身大の悩みや苦しみを共有できる作品が多いです。
今回の映画もそれがテーマだと思います。
いままでは、かっこいい正義をすごく大切にしていて、ちょっと遠く感じるシーンがありました。
でも、今回の作品は、もっと人の心の内側にフォーカスして、勇気を振り絞る成長過程を大切にしています。
ちょっと、ハチャメチャですが、私にとっては、今年NO.1のエンターテイメント性が最高でした。
4DXで鑑賞したのですが、USJなどのアトラクションを2時間以上楽しんだみたいで、最高でした。
仲間同士でお互いを思いやる、素敵ですね。
相手の能力を見て、厳しい決断を告げるのは、さすがに辛いですが、大人であり、ヒーローなのでしょうね。
ヒーローがたくさん参加するって、アベンジャーズを想像する人がいると思いますが、同一のヒーローが集結するって、今まではありませんでした。
それぞれのヒーローが主義主張をするわけでなく、みんなの目的が同じなのでひとつになれるのが気持ちいいです。
仲が悪いヒーローって、見たくないですもんね。
スパイダーマンが死ぬなんて、考えられませんでした。
ちょっと無理なシーンのような気がしましたが、その後の展開に大きく影響してきます。
さすがアニメ作品ならではなのでしょうか?
つらい経験、それに応えようとするモラリスを応援したくなり、心が熱くなりました。
今回の作品は、アクションがとても楽しめました。
それだけでなく、一人の少年の成長を、いつの間にか、応援してしまい、とてもスッキリしました。
上映中、目が離せないぐらい夢中になれるので、ぜひ!
まとめ
いままで、色々なヒーローものを見ましたが、ヒーロー自身がひとつのところへ集められ、ヒーロー自身を危機にひんしているのは、はじめてです。
よくあるのは、何かを守るために集結して、力を合わせるパターンです。
さすがに、どのヒーローも大人の対応が気持ちよかったです。
力を合わせることの素敵さを実感させられました。
今回のスパイダーマンは、「大いなる力には、大いなる責任がと伴う」を受け入れようとする少年と、それを受け入れた大人のヒーローたちが、背中を見せる、それによって、少年が一歩前に前進できる。
なかなか、現代社会で、大人たちが規範を示すのが難し時代です。
大人の私にとっては、とても勇気を頂きました。
私は、映画で、自分に対する規範を探しているのかもしれませんね。
これからも、マーベル作品を見ようと思います。
この記事を合わせて読めば最強です!>>「映画をたくさん見ると効果が?心がスッキリして人生のお勉強になる?」
合わせてみよう(関連作品等)
アメイジング・スパイダーマン
この映画で、「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーンのファンになりました。
ニヒルでかっこいいスパイダーマンもいいですね!
監督 :マーク・ウェブ
キャスト:アンドリュー・ガーフィールド, エマ・ストーン, リス・エヴァンスetc
スパイダーマン:ホームカミング
スパイダーマンが、アベンジャーズに参加?
やんちゃな少年が、正義を自分のステイタスから、人を守る心に進化するストーリーが気持ちよかったです!
監督 :ジョン・ワッツ
キャスト:トム・ホランド, マイケル・キートン, ロバート・ダウニー・Jr etc