映画「哀愁しんでれら」は、子供の幸せの為にと、市役所で働く真面目な一人の女性が、王子様と出会い、幸せを手に入れたのに、社会を震撼させる史上最悪の事件を起こすサスペンス作品です。
2016年に「TSUTAYA CREATORS’PROGRAM FILMS」でグランプリを獲得したものを、渡部亮平監督がオリジナル脚本によって作られた映画です。
キャストは、「七つの会議」、「累 かさね」の土屋太鳳、「劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD」、「スマホを落としただけなのに」の田中圭、「小さな恋のうた」の山田杏奈、ティーチャ、COCO、安藤輪子らがつとめる。
監督は、「ビブリア古書堂の事件手帖」、「3月のライオン」シリーズで脚本を担当した渡部亮平がメガホンをとる。
作品情報
| 製作年 ： | ２０２１年 |
| 上映時間： | １１４分 |
| ジャンル： | サスペンス |
| 監督 ： | 渡部亮平 |
| キャスト： | 土屋太鳳 田中圭 山田杏奈 ティーチャ COCO 安藤輪子 etc |
「幸せを手にしたはずだったのに！」と言いたくなるような、終わり方です。
物事の善し悪しを理解していない子供によって、モンスターペアレンツが生まれます。
子供の行動に困って、どうしたらいいのか、わからない時があると思います。
それがエスカレートして、追い込まれたら。。
身近ではないけど、身近に感じた映画でした。
あらすじ
児童相談所で働き、平凡な毎日を送っていた小春(土屋太鳳)。だが、祖父が倒れて車で病院に向かうも事故に遭遇し、父親が飲酒運転で連行されてしまう。さらに、自転車屋を営んでいた自宅は火事になって廃業になった上に、恋人が自分の同僚と浮気している現場を目にしてしまう。全てを失って打ちひしがれる中、離婚歴がある裕福な開業医・大悟(田中圭)と出会う。8歳になる彼の娘ヒカリと打ち解け、彼からプロポーズされた小春は結婚し、一気に幸せの頂点に立つ。
引用：シネマトゥデイ
作品を見て感じたこと（ネタバレ・感想）
親 VS 子供？
信じることと、真実の対峙は、親にとって、とても過酷なことだと思います。
正しく見極めて、その子の為になることをチョイスするのは、誰もが出来ることではありません。
目の中に入れても痛くないぐらい可愛く思っている子供だからこそ、子供を信じて、いつの間にか、自分を見失いモンスターペアレンツになってしまう？
その親を責めるのは簡単です。
そんな状況になった親たちを守る仕組みも、社会に必要だと思います。
サスペンス作品だけで、終わらせたくない映画です！
良き母親を求める夫、良き母になろうとする妻。
とても素敵ですね。
二人とも、子供の時に、親に対するトラウマがあり、立派な親になることを目指します。
それが、二人を暴走させる？
二人だけで、解決しようとするのは、正しいこと？
二人を支える誰かがいない、二人を支える社会の仕組みがない？
何が、問題なのか、考えさせられました。
「あなたのお母さん、止めました。」
子供にとって、衝撃ですね。
でも、追い込まれたら、どうでしょうか？
正論で、人を追い込む人がいます。
私もどちらかと言うとそのタイプですが、ひどい人間だと感じています。
相手の度量、スキルを理解して、その人を支えることの大切さが、最近、わかってきました。
良き親になるのは、大変だと思います。
志を高く持って、頑張りすぎると金属疲労を起こして折れてしまいます。
主人公の小春(土屋太鳳)は、心が折れて。。
どこか彼女の気持ちを受け入れてしまいました。
説教をされているときに、お肉の焼き具合を気にするのは、ちょっと問題ですが（笑）
映画「告白」は、母親の復讐劇にフォーカスしていましたが、この映画は、子供の側の行動にフォーカスして、事件が起こるドラマです。
難しい内容ですが、親の立場、子供の立場、両方を理解しながら鑑賞すると、自分の足りない何かに気付ける作品かもしれませんね！
怖い映画でした。
まとめ（おすすめ・考察）
子供って、怖いですね！
痛みを知らないから、なんでも出来ます。
でも、無垢だから可愛い、素直、素敵？
見本となる大人を選び間違ってしまうと、恐ろしい結末になるかもしれませんね。
私の意見は、論理的に考える力を持っていれば、途中、事故を起こすかもしれませんが、なんとかなると思っています。
でも、自分の感情、趣味、楽なことを抑えて、自分をコントロールするのは、難しいものです。
人々の十人に一人も、自分をコントロール出来る人はいないと言われています。
それを考えると、どうすればいいのか困ってしまいます。
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| キャスト： | 野村萬斎 香川照之 及川光博 片岡愛之助 etc |
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| キャスト： | 田中圭 林遣都 内田理央 吉田鋼太郎 金子大地 伊藤修子 児嶋一哉 沢村一樹 志尊淳 etc |
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| キャスト： | 黒木華 野村周平 夏帆 東出昌大 etc |
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