映画「家族はつらいよ2」は、個性の強い家族の、ちょっと、ほっこりするコメディードラマ「家族はつらいよ」の続編。
キャストは、平田周造役を橋爪功、妻の平田富子役は、吉行和子、息子の平田幸之助役は、西村雅彦と前作の面々がつとめる。
監督は、前作同様、山田洋次が喜劇映画のメガホンをとる。
作品情報
製作年 :2017年
上映時間 :113分
ジャンル :ホームドラマ、コメディ
監督 :山田洋次
キャスト :橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣 etc
あらすじ
楽しく老後をエンジョイする主人公の平田周造ですが、いよいよ車の運転が、怪しくなり始めました。
それを、家族が心配して、家族会議をすることに。
その前日、旧友の丸田(小林稔侍)を家に泊めて、朝、起きてみると大変なことに。
作品を見て感じたこと(感想)
無縁社会になりつつある現代ですが、それにブレーキを、かけてくれる作品だと思います。
たくさんの家族がいると、鬱陶しく思うときがあります。
でも、何かどこかで、つながっていて、「家族」って、いいなと思わせてくれました。
一人ひとり、それぞれ違った立場で、相手を思い合っている。
とても素敵な関係ですね。
みんなの趣味、状況、立場が違うなかで、一見、一緒に暮らすって、大変なように思えます。
それを、楽しいものに変えてくれる作品かもしれませんね。
平田周造は、70歳を過ぎても、工事現場で働く丸田と再会しました。
彼の現状をみて、哀れに思ってしまう。
普段、家族と色々と衝突があります。
でも、家族のいない友達をみると、家族がいるって、幸せだと気づきます。
熟年離婚が多いと聞きます。
年をとって、家族をリセットする。
一見、自由をゲットするのですけど、その代償は、大きいかもしれませんね。
ご近所さんで、お子さんの独立をきに、離婚されたご夫婦がいます。
正直、どのように接していいのかわかりません。
明日は我が身なのかもしれませんね。
正直に自分と向き合い、家族と向き合う。
昔と違って、仕事人間では受け入れてもらえないのでしょうか?
自分の人生を自由に決めれる時代に、なったのかもしれませんが、正しく自問自答をしないと、大変なことになるかもしれませんね。
今夜は、家族とおいしい食事をしたくなりました。
この作品は、一度、見ただけでは、全てを理解するのは難しいかもしれません。
素敵なエンディングを迎えようとしている主人公と、真逆の友人が対称的に、描かれえいます。
一見、どちらも悩みがあり、ないものねだり的なものがあります。
でも、自分の未来を見据えた場合、どうするのがいいのでしょうか?
これからの時代、格差社会となっていくので、もっともっと、身近にローエンドの生活に追い込まれる人が、増えていくかもしれません。
それを問題定義している。
厳しい作品だと、思い知らされました。
これからは、自分で未来を作っていく、それが、一つの方法だと思いました。
まとめ
山田洋次監督は、「男はつらいよ」が有名で、色々な形で、人生の羅針盤のヒントを示す作品が得意です。
生きていくことにフォーカスして、それぞれの生き様を教えてもらいました。
喜劇映画でありながら、タブーをソフトに表現する。
それを、普通の映画として、誰もが受け入れられる形にコーディネートするって、凄いですね!
私にとって、大好きな映画監督の一人です。
この記事を合わせて読めば最強です!>>「映画をたくさん見ると効果が?心がスッキリして人生のお勉強になる?」
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家族はつらいよ
ありふれた家族の危機、何が原因だったのでしょうか?
ちょっと、落ち着いてみると、他愛もないことかもしれません。
そっと、それを理解できるかもしれません。
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監督 :山田洋次
キャスト:橋爪功、吉行和子、西村雅彦etc
おとうと
正直、苦しいの一言です。
自分の人生を受け入れる勇気をもらえるかもしれません。
どうにもならない自分に気づくかもしれませんね。
監督 :山田洋次
キャスト:吉永小百合、笑福亭鶴瓶、蒼井優etc