映画「小さな恋のうた」は、MONGOL800の「小さな恋のうた」をモチーフした、青春の1ページを綴った映画です。
兄への思いがある少女、仲間へ思いがある他のバンドメンバーに、沖縄問題という政治的な問題などが絡んで、少年少女の青春とサクセスが交差する、素敵な映画です。
キャストは、「ちはやふる 結び」の佐野勇斗、森永悠希、「ミスミソウ」の山田杏奈、「4月の君、スピカ。」の鈴木仁、この作品で俳優デビューの眞栄田郷敦らがつとめる。
監督は、「orange オレンジ」「羊と鋼の森」の橋本光二郎がメガホンをとる。
作品情報
製作年 : | 2019年 |
上映時間: | 123分 |
ジャンル: | ドラマ、青春、音楽 |
監督 : | 橋本光二郎 |
キャスト: | 佐野勇斗、森永悠希、山田杏奈、眞栄田郷敦、鈴木仁 etc |
あらすじ
沖縄の小さな町で、バンドマン達が自分の歌で、人気を集め、プロデビューのチャンスがやってきます。
でも、悲劇が起こり、バンドの未来が。
バンドマンたちは、米軍の少女と心を交わすうちに、自分たちのやるべきこと、自分たちの本当の思いに気付いていく!
作品を見て感じたこと(ネタバレ・感想・考察)
兄・譜久村慎司を失った妹・譜久村舞(山田杏奈)の笑顔が、見たくてたまらない映画でした。
なぜ、彼女に笑顔がなかったのでしょうか?
親の期待を背負っていたから、自分に正直に生きたなかった、迷っていた?
本当の自分を親に受け入れられ、兄とのギャップがなくなり、兄と同じ生き方をはじめる。
そして、最後のシーンで笑顔全開になり、大満足の作品でした。
初めて、沖縄問題をポジティブに描いた作品を見ました。
子供たちは、なんの既成概念もなく、米軍の子供と心を交わしあいます。
また、父親に、勉強だけでなく、音楽活動の素晴らしを理解してもらえる。
誰しもある、ピュアで、ほろ苦い青春時代の出来事は、懐かしくて、たまらなかったです。
ドラムの池原航太郎(森永悠希)の笑顔が全てを解決してくれました。
「みんなが好きだからバンドをやっている」の言葉は、純粋で心がしびれました。
ピュアな行動、言葉は、心を温めてくれます。
彼の笑顔が、このバンドの調和を保っていたと思います。
彼女に笑顔がない理由は、父親の望みと、自分が兄のようになりたいということでギャップがあったからです。
でも、自分の正直な気持ちに確信を持ち、兄が残した曲を完成することに。
自分を理解すると、最強ですね!そこに進むだけですからね。
兄が歩んできたことを受け止め、兄へ思いある仲間みんなと一つになり、そこに邁進する。
青春の1ページのサクセスストリーで、心が熱くなる作品でした。
まとめ(おすすめ・お気に入り)
橋本光二郎監督の作品は、最後の最後まで焦らすのがうまいですね。
映画「羊と鋼の森」の時も、主人公の成長を、周りの人達が支えていました。
そして、生活のありふれた出来事の積み重ねで、最後にはみんながハッピーになる。
ささやかな出来事をクローズアップすると、自分の成長が理解できて、頑張れますね!
この記事を合わせて読めば最強です!>>「映画をたくさん見ると効果が?心がスッキリして人生のお勉強になる?」
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キャスト: | 宮崎あおい, 高良健吾, 桐谷健太 etc |
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