大泉洋の「騙し絵の牙」

大泉洋が組織のああ無情を切り抜ける!映画「騙し絵の牙(ネタバレ・あらすじ)」

  • 2021年4月1日
  • 2021年4月2日
  • 映画

 

映画「騙し絵の牙」は、「罪の声」などを手掛けた著者の塩田武士が大泉洋をイメージした「あてがき」小説を、大泉洋が主演し映画化。

組織の渦の中で、自分のビジョンを楽しむ男と、自分の夢の実現に向かう若い女性のドラマをサスペンスで描く。

キャストは、「新解釈・三國志」、「グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇」の大泉洋、「劇場」、「蜜蜂と遠雷」の松岡茉優、「映画 賭ケグルイ」の宮沢氷魚、「貞子」の池田エライザ、斎藤工らがつとめる。

監督は、「羊の木」、「紙の月」、「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八がメガホンをとる。

 

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作品情報

製作年 :2020年
上映時間113分
ジャンルミステリー
サスペンス
監督  :吉田大八
キャスト大泉洋
松岡茉優
宮沢氷魚
池田エライザ
斎藤工 etc

 

この作品は、出版業界のリアルな現実にフォーカスして、なんとかして生き抜くために苦しむ会社の姿を描きます。

その組織に巻き込まれた、編集長と女性編集者の生き方をサスペンスで楽しませてくれます。

衰退する出版の世界を、新しいシナリオで再生させようとする編集長の大泉洋は、会社の中で生き残るだけでなく自分のビジョンを楽しんでいるようで、今のサラリーマンに突き刺さります。

文学を愛する編集者の松岡茉優は、自分の思い、夢を叶えるために会社の歯車から一歩前に進む姿は、今の若者にとって勇気を与えるでしょう。

アナログからデジタルへ、進化の波が緩やかだった出版業界も、ギリギリの段階に来ていることを感じさせる映画です。

 

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あらすじ

 

大手出版社の薫風社で創業一族の社長が急死し、次期社長の座を巡って権力争いが勃発する。専務の東松(佐藤浩市)が断行する改革で雑誌が次々と廃刊の危機に陥り、変わり者の速水(大泉洋)が編集長を務めるお荷物雑誌「トリニティ」も例外ではなかった。くせ者ぞろいの上層部、作家、同僚たちの思惑が交錯する中、速水は新人編集者の高野(松岡茉優)を巻き込んで雑誌を存続させるための策を仕掛ける。

引用:シネマトゥデイ

 

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作品を見て感じたこと(ネタバレ・感想)

企業の自己中な行動?に振り回された私にとって、「組織って、ああ無情」だと思い出した作品です。

でも、松岡茉優が演じる高野恵が、自身の夢を叶える姿を見ると、どこか安心できました。

昔の組織って、陣取り合戦で、その中から突き抜けて何かを変えるのは難しいです。

若い人の勢いで、化石になりかけた文化を壊して、明るい光を感じさせくれるのは、誰もに勇気を与えると思います。

 

アナログからデジタルへ、言葉はカッコいいですが、多くの痛みを伴います。

AIの力で、人がやっていたことが全てAIに変わると、仕事を失う人が出てきます。

でも、変化を味方にすれば、今より幸せになる可能性がいっぱいです。

未来派思考で、準備をして、この大きな波を乗り越える力を身につけたいものですね!

 

 

お客さんの探している本がないからと言って、別の本屋に探しに行くのは、良き昭和を感じました。

現代は、合理化が美学になりかけている社会です。

困っている人を、心のゆとりでサポートするシーンを見ると、自分に余裕がないことを気付かせてくれます。

 

大人気の作家が、真剣に取り組んでくれる若き編集者の高野恵(松岡茉優)に自分の作品を託すのは、ビジネスを超えた人間の関係を感じました。

ドライに、合理的に、システマティックにこなすことは簡単です。

でも、気に入った人に自分の大切な物を任せるのは、人間どうしのあるべき姿だと思います。

 

組織、組織と言えば、一見、正しいと思えます。

でも、そんなシステムだけだと、クリエイティブな物は生まれないと思いませんか?

凸凹があるからこそ、人間味があり、味があります。

最近、アナログレコードの人気が出てきて、アナログレコードの専門店が出来ているそうです。

0か1かの世界観だけでは、物足りないことに気付き始めたのかもしれませんね。

この作品の高野恵は、紙の本で勝負することで、自分の夢を叶えようとします。

レコードと紙の本が重なったのは、私だけでしょうか?

ちょっと、楽しみな未来が見てきました。

 

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まとめ(おすすめ・考察)

若い人が、会社のパーツで終わらない為の、夢、アイデンティティーのヒントがいっぱいの映画でした。

会社の中で、自分の「正しい」に向き合えば、本当の自分のやりたいことで、誰かの心捉えて、全てがうまくいく!

私が若い頃、努力が足りなかったなと感じました。

私を育ててくれた上司は、本当にこの映画の主人公のように、自分の夢に正直でした。

もっと、その心を感じて、頑張っていればと思います。

今からでも、出来ることはいっぱいあるので、チャレンジする勇気をチャージして頑張れそうです。

 

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合わせてみよう(関連作品等)

罪の声

 

 

元社会部の新聞記者の阿久津英士(小栗旬)は、文化部でメディア向けの記事を書いていた。

昭和最大の未解決事件の真相を追うミッションを与えられ、犯行グループがなぜ脅迫テープに子供の声を吹き込んだのか不思議に感じていた。

京都でテーラーを営む曽根俊也(星野源)は、たまたま、父の遺品の中からカセットテープを見つけて、聞いてみると、そこには、自分の子供の頃の声が録音されていた。

その声は、お菓子製造メーカーを脅迫した未解決事件の脅迫テープの声だった。

事実を確かめるため、動き出すが。

 

ジャンルドラマ
監督  :土井裕泰
キャスト小栗旬
星野源
松重豊
古舘寛治
宇野祥平 etc

 

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新解釈・三國志

 

今からおよそ1800年前、後漢王朝滅亡後の中国では、魏・蜀・呉の三国が分立していた。乱世の時代、蜀の武将である劉備(大泉洋)が多くの配下を従え人々の平和のために立ち上がる。諸国の武将たちがしのぎを削る中、天下統一を成し遂げるべく南下してきた曹操(小栗旬)率いる魏軍80万を、劉備と孫権(岡田健史)率いる蜀・呉の連合軍3万が迎え撃つ「赤壁の戦い」が起きる。

引用:シネマトゥデイ

 

ジャンルコメディ、アクション
監督  :福田雄一
キャスト大泉洋
賀来賢人
橋本環奈
山本美月
岡田健史 etc

 

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蜜蜂と遠雷

 

 

天才と秀才のピアニストたちが挑戦する芳ヶ江国際ピアノコンクールに参加する若き4人の物語です。

ピアノを教えてくれた最愛の母を失い、ピアノが弾けなくなったの天才少女・栄伝亜夜(松岡茉優)は、7年間のブランクを経て、再びコンクールに挑戦する。

音大出身で、自分の思い音楽への努力を捧げながら、楽器店で働いているコンクール年齢制限ギリギリの高島明石(松坂桃李)は、家族に応援を受けながら、最後のチャレンジに臨む。

名門ジュリアード音楽院で期待される、完璧な演奏技術と感性を武器にしているマサル・C・レビ=アナトール(森崎ウィン)は、優勝すると揶揄されながら、コンクールに臨む。

彗星のごとく現れた、パリで行われたオーディションで天才を発揮した少年・風間塵(鈴鹿央士)は、先ごろ亡くなった世界最高峰のピアニストからの「推薦状」を背負って、このコンクールで自分の欲しい物を見つけるために参加する。

彼、彼女の真剣な演奏は、見る者、みんなに影響を!

自分との戦い、プレーヤーとの熱い戦いの中で互いに刺激しあい、共鳴して、それぞれが成長していく4人のストーリーです。

 

ジャンルヒューマンドラマ
音楽
監督  :石川慶
キャスト松岡茉優
松坂桃李
森崎ウィン
鈴鹿央士
臼田あさ美
ブルゾンちえみ etc

 

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