映画「12モンキーズ」は、「未来世紀ブラジル」の鬼才テリー・ギリアムが、ブルース・ウィリス主演で、SFサスペンスを描く。
今作では、ブラッド・ピットは、アカデミー賞(助演男優賞)でノミネート、ゴールデングローブ賞(最優秀助演男優賞)を受賞しました。
キャストは、「ダイ・ハード」シリーズ、「RED レッド」のブルース・ウィリス、「将軍の娘 エリザベス・キャンベル」のマデリーン・ストウ、「セブン」、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のブラッド・ピット、クリストファー・プラマー、ジョン・セダらがつとめる。
監督は、「バンデットQ」、「未来世紀ブラジル」ではアカデミー賞(脚本賞)にノミネートされたテリー・ギリアムがメガホンをとる。
作品情報
製作年 : | 1995年 |
上映時間: | 130分 |
ジャンル: | SF サスペンス |
監督 : | テリー・ギリアム |
キャスト: | ブルース・ウィリス マデリーン・ストウ ブラッド・ピット クリストファー・プラマー ジョン・セダ etc |
フランスのクリス・マルケルの短編映画 「ラ・ジュテ」をインスパイアした作品で、時間と記憶にフォーカスした映画です。
でも、このコロナの状況を考えると未来を予測した映画だとも思えます。
未知のウイルスで、人類が危機に!
でもそれは、人間が仕掛けたイタズラだとも想像してしまう終わり方に、誰もがサスペンスを感じるでしょう!
今では有名になったブラッド・ピットを知って、この作品を見ると、ブラッド・ピットの演技に驚きを感じます。
精神が病んで、どこか普通でない彼の姿がリアルで、色々な賞で、評価された理由がわかります。
個人的には、「ジョー・ブラックをよろしく」の死神役が、紳士的で大好きですが、クレージーぽい役もはまり役ですね。
ブラッド・ピットの魅力を再確認できる作品です!
あらすじ
1996年に発生した謎のウィルスにより、全人類の約99パーセントは死滅した。そして2035年、地下に住んでいた人間たちはその原因を探るため、一人の囚人を過去へと送り出す。糸口はたったひとつ、“12モンキーズ”という謎の言葉のみだった……。
作品を見て感じたこと(ネタバレ・感想)
この作品は、普通のタイムトラベルものではありません。
ノストラダムスみたいな預言者はいますが、実は、その預言は、未来から来た人に聞いたことを、あたかも自分が予言したように発言してるのかもしれませんね。
未来から来た人との接触で得た情報で、自分たちの未来を幸せな形に変えようとするのは、よくないと思います。
でも、この作品は、そんな事になりません。
結局、未来の人類が生きるために、過去にやってきているだけ。
とても、驚きのストーリです。
コロナの影響で、ウイルスに敏感になっていませんか?
この映画では、ウイルスの力で、人類の9割が死んでしまいます。
この時期に、この映画が公開されていたら、コロナ予防について、もっと真剣に行動するかもしれません。
でも、人々から安心がなくなり、暴動などの危険な行動を起こすことになるかも!?
事実を知ることは大切ですが、冷静に理解する力も必要だと思います。
未来からのタイムトラベルで、年代と場所を間違うのは、ちょっと笑いました。
でも、このおかげで、精神科医キャスリン(マデリーン・ストウ)は、ジェームズ(ブルース・ウィリス)が、未来から来たと、気付きます。
この辺の伏線の回収は、ナイスでした。
最後のシーンですが、ドクター・ピータース(デヴィッド・モース)が、飛行機に乗り込んだ時、その隣に未来の女性科学者座っています。
この意味深な終わり方は、何を意味するのでしょうか?
最後の最後までハッピーエンドを期待していましたが、裏切らないバッド・エンドに何故か共感してしまいます。
女性科学者の目的が、人類を救うことではなく、ウイルスを利用することだとわかった瞬間、悪夢に苦しんでいたジェームズが本当に哀れに感じました。
未来から過去へ送り込まれたジェームズが、誰にも信じてもらえないシーンと映画「ターミネーター2」のサラ・コナーが重なりました。
未来と過去を知ってしまうと、孤独になり、自身の精神が病んでしまう。
せっかく、キャサリンに信じてもらえ、自分を取り戻して、一時の幸せを手にしますが、とても悲しい結果になりました。
子供の頃に見た現実が、自分の最後だとわかって終わる、とても悲しい作品でした。
まとめ(おすすめ・考察)
この映画のように、ウイルスで、人類の9割が死んだり、ウイルスから身を守るために、地下で生活をしないといけない危機が来るかもしれません。
この映画と比べものになりませんが、私たちも、コロナの影響で、社会の仕組みが大きく変わりました。
人との接し方、働き方、ステイホーム、数え切れないぐらい生活に影響が起こっています。
特にIT利用の増加で、仕事のスタイルが代わり、職を失ったり、新しいニーズが生まれたりしています。
パートの方は、収入が減っているのに、ボーナスが2倍になった社員がいると聞くと、恐ろしく思います。
誰もが、変化に対応できるスキルを身に着けないといけない厳しい時代になりました。
コロナのせいで、大変だと言わないですむように、自分自身を切磋琢磨していきたいものです。
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合わせてみよう(関連作品等)
LOOPER/ルーパー
タイムマシンは開発されましたが、その使用は制限がありますが、違法に使用する者が。
彼らは、自分の都合で、歴史を変えています。
「ルーパー」と呼ばれる暗殺者へ、抹殺指令が入る。
それは、いつも通り活動だが、送られてきたのは30年後の自分!
引き金を引くことを躊躇ったジョーは、未来から来た-自分-は街へ。
「奴を殺さなければ、自分が消される!」
必死に追跡する現代のジョー、ようやく未来の-自分-を追い詰めたとき、彼の使命の意味が明らかになります。
彼が過去にまで来て変えようとしているものはなんなのか?
謎多き未来の独裁者「レインメーカー」とは一体?
ジャンル: | SF、アクション、サスペンス |
監督 : | ライアン・ジョンソン |
キャスト: | ブルース・ウィリス ジェセフ・ゴードン=レヴィット エミリー・ブラント etc |
ターミネーター2
前作で逃走中に恋に落ちた二人。
サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)と未来から来たカイル・リースとの子供のジョン・コナー(エドワード・ファーロング)は、未来のスカイネットの戦争で、残った人間を導くリーダーだった。
スカイネットは、リーダーのジョンの暗殺を考え、再び1994年ロサンゼルスにターミネーターを送ることに。
その時、スカイネットによっての戦争が起こることを知る唯一の人間サラ・コナーは、狂人扱いされ精神病院に閉じ込められていた。
未来から送られてきた2体のターミネーターがジョンに近づくが。
ジャンル: | SF アクション |
監督 : | ジェームズ・キャメロン |
キャスト: | アーノルド・シュワルツェネッガー リンダ・ハミルトン エドワード・ファーロング ロバート・パトリック etc |
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TENET テネット
ウクライナのオペラ劇場のテロによる襲撃に、出動した特殊部隊の「名もなき男(ジョン・デヴィッド・ワシントン)」は、仲間を守るために命を絶つための薬を。
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そのミッションでは、謎のキーワード「TENET(テネット)」を与えられただけで、世界的な危機の第3次世界大戦開戦を防ぐことが出来るのか!
ジャンル: | アクション SF アドベンチャー |
監督 : | クリストファー・ノーラン |
キャスト: | ジョン・デビッド・ワシントン ロバート・パティンソン エリザベス・デビッキ ケネス・ブラナー etc |
映画「TENET テネット」は、「名もなき男」が、時間の流れを変え、人類滅亡の危機、第3次世界大戦に導くものテネット…
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Yahoo!検索による「12モンキーズ 映画」のウェブ検索結果、『12モンキーズ』(1995) の映画情報です。評価レビ…
ウィキペディア(作成秘話等の作品の裏側が見えてきます)
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