映画「ボヘミアン・ラプソディ」は、伝説のバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーの才能と苦悩の人生を映画化。
20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」の感動的な演奏を再現。
フレディ・マーキュリーは、「ナイト ミュージアム」のラミ・マレックがつとめる。
音楽は、クイーンの現メンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが総指揮。
監督は、「X-MEN」シリーズのブライアン・シンガーが、メガホンとったが、途中降板のアクシデントがあった。
作品情報
製作年 : | 2018年 |
上映時間 : | 135分 |
ジャンル : | ヒューマンドラマ、音楽 |
監督 : | ブライアン・シンガー |
キャスト : | ラミ・マレック、ルーシー・ボーイントン、グウィリム・リー、ベン・ハーディ etc |
あらすじ
ボーカルが脱退したブライアン・メイ(グウィリム・リー)とロジャー・テイラー(ベン・ハーディ)のバンドへ自分を売り込むフレディ・マーキュリー(ラミ・マレック)。
ブライアン・メイらは、フレディ・マーキュリーの美しい声の虜になり、バンドに向かい入れ、ジョン・ディーコン(ジョー・マッゼロ)も参加してクイーンとして活動を始動。
彼らは、「キラー・クイーン」のヒットを飛ばして、成功の階段を登り始めるが、フレディ・マーキュリーには才能だけでなく、苦悩もあった。
作品を見て感じたこと(感想)
才能って、残酷ですね。
才能によって、迷ってしまう。
フレディー・マーキュリーは、本当の自分探しの旅をしていたのかもしれません。
彼は、才能の代償に、病気になってしまいます。
「もし」はないけど、今でしたらエイズの発病を止める薬があります。
薬があれば、彼の素晴らし歌を聞くことができたかもしれません。
もし選べるとしたら、彼は、才能と命、どちらをチョイスするのでしょうか?
それを考えると、この映画の伝えたいことがわかるような気がしてきました。
曲を作るシーンが、一番楽しめました。
学生の頃、映画を作ったことがあります。
映画「ラジオの時間」で、身近にあるもので、創意工夫して作品を作っていくシーンと重なります。
クイーンのメンバーが、遠慮なくアイデアを出し合い、思ったことやってしまう姿が、めちゃめちゃ羨ましかったです。
特に、ドラムの上に、お金をばらまいて、即席で楽器を作ってしまう。
アイデアって、本当に素敵ですね。
彼らは純粋な子供達だったのでしょう!
「仲間と喧嘩をしながら、家族になっていく」、心が震えました。
「家族だったらケンカをしても、大丈夫」、いい言葉ですね。
仲間たちに愛されている、信頼されている証でしょうね。
クイーンの素晴らし活動のキーワードが、ここに現れています。
私が高校生ぐらいの時、フレディ・マーキュリーのソロ・アルバム、「Mr.バッド・ガイ」で出会いました。
正直、そのときは、あまりクイーンを知りませんでした。
このバンドが、こんなにすごいなんて、今、知りました。
「フレディ・マーキュリー」は、クイーンがあったからこそ、開花したのかもしれません。
孤独と戦い、自分探しの旅が長かったけど、本当の自分が見つけられて、良かったです。
でも、その代償は、大きすぎましたね。
普通、才能のある人って、みんなの憧れでもあるし、希望でもあります。
この映画は、それと違った角度で、その人の魅力をつたえてくれました。
自分がエイズであることを、メンバーへの告白シーンで、「泣いてくれてもいいよ」という、フレディ・マーキュリーの、気持ちを考えると涙が出そうです。
自分には、こんなに素直になれる、仲間がいるかと考えると、ほとんどいません。
彼は、自分の才能より、もっと大切なものがあることを理解していたのだと思います。
今からでも、みんなの素敵なところを理解し、それを認め合い、お互いを大切にしていきたいと思います。
まとめ
一見、スーパースターは、輝かしい人生をおくっていると思ってしまいます。
でも、才能があるゆえ、なにか代償を支払っているのかもしれません。
フレディー・マーキュリーは、自分の苦しみを解決するために、性別を超えた世界に足を踏み入れたのかもしれません。
例えば、尾崎豊のように薬に頼ってしまう場合もあるかもしれません。
人って、みんな弱いのだとある種、安心してしまう自分が嫌ですね。
それを乗り越える為に、人と寄り添う、フレディー・マーキュリーは、それが下手くそだったと思います。
素直に自分を受け入れて、自分の弱さを認めれる自分になれるようにがんばります。
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