宮沢りえの「ぼくらの七日間戦争」

素敵な青春ストーリー!映画「ぼくらの七日間戦争(宮沢りえ主演・あらすじ・感想)」

  • 2019年12月11日
  • 2019年12月16日
  • 映画

ぼくらの七日間戦争

 

映画「ぼくらの七日間戦争」は、宮沢りえの映画初出演作で、彼女は、日本アカデミー賞新人賞を受賞した話題作です。

厳しい校則で、自由を奪われた中学生が、自分たちの主張や自由を勝ち取る為に立ち上がった生徒と、大人の都合で、校則を大義に生徒たちをコントロールしようとする学校側との戦いのストーリーです。

主役の11人の生徒たちは一般公募で1万を超える候補者から選ばれました!

宗田理原作の同名小説のベストセラーの映画化で、脚本は前田順之介が担当、菅原比呂志は執筆し、メガホンをとる。

主題歌はTM NETWORK「SEVEN DAYS WAR」です。

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作品情報

製作年 :1988年
上映時間94分
ジャンルドラマ
青春
アクション
監督  :菅原比呂志
キャスト宮沢りえ
五十嵐美穂
安孫子里香
菊池健一郎
鍋島利匡 etc

 

CM「三井のリハウス」の初代リハウスガール“白鳥麗子”役で注目を浴び、トップアイドルの階段を登りはじめた宮沢りえのデビュー作です。

彼女は、今作で日本アカデミー賞新人賞を受賞して、女優としてスタートしました。

 

我々の年代では当たり前の体罰が、時代の変化を感じる作品です。

今、若者がこの映画を見ると、理解できないシーンの連続で、不思議に思うかもしれませんね!

教師の指導方法が変化し、何が当たり前かわからない時代ですが、少年、少女のピュアさ、青春の大切な仲間とのコミュニケーションが変わらないことを教えてくれるストーリーです。

 

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あらすじ

校則にうんざりしていた、青葉中学1年A組の菊地英治(菊池健一郎)ら男子生徒8人が、学校から姿を消します。

学校側は自分自身の体面を優先して、騒ぎを大きくしないよう保護者にアプローチし、生徒たちの行方を必死に探しますが。

町はずれの自衛隊の廃工場に集結して、自由を満喫する生徒たち。

学級委員の中山ひとみ(宮沢りえ)、橋本純子(五十嵐美穂)、堀場久美子(安孫子里香)らは、菊地らの様子を見に行きます。

やがて近所の人の通報で、生徒たちの隠れ家が学校側にわかってしまいます。

翌日、教頭の丹羽(笹野高史)を筆頭に担任らが母親と一緒に迎えにきますが、子どもたちの抵抗に敗れて、退散します。

対峙する大人と子供。

果たして、子どもたちは自分たちの自由を、勝ち取ることができるのでしょうか?

史上最大のイタズラで、大人たちとのバトルになる!

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作品を見て感じたこと(ネタバレ・感想)

応援してくれる大人、自分たちの立場を大切にするだけの大人、その間で、彼、彼女たちは、自分たちの自由を守るために喧嘩をしながらでも、絆を深めていくのはとてもたくましいですね!

大人が自分たちの立場、自己保身のためだけに、校則を大義に学生たちを押さえつけようとするのは、大人の私達へのメッセージだと思います。

彼、彼女の純粋な気持ちを、大人たちが100%受け止めることができれば、お互いがハッピーなのに。

この作品を見て、どこか大人として、どうあるべきか勉強になりました。

 

銃とか、爆弾とかでなく、どこにでもある道具や、砂、水などで、大人たちと戦う子どもたちは、映画「ホーム・アローン」と重なります。

武器自身は過激ではないけど、意外と過激な戦法で、警察や教師たちをやっつけるのは痛快ですね!

「ホーム・アローン」の攻撃を受けた泥棒には同情しました。

それほどでないけど、とても楽しめる作品です。

 

 

現代の子どもたちには、刺激が強いかもしれませんね!

暴力教師は、現在、存在出来ません。

そんな強烈な教師たちがいっぱいで、懐かしいような、悲しいような、ノスタルジックを感じる作品です。

少年、少女たちの自由意志を押さえつけて、挙句の果てには自己保身の為の行動だけをする。

そんな時代で、青春を過ごした私には、抵抗がありませんが、現代の子供にとっては、たまらないでしょうね!

冷静に考えてみると、子供の自由を奪って、杓子定規に我慢をさせることは、子どもたちの悩みが一つになり、いい雰囲気になり、仲間になりやすい環境だったかもしれません。

現代は、一人ひとりが自由になり、ネットで共通の話題を好む仲間を探さなければなりません。

何が正しいか、何に重きを置くか、考えれば苦しくなりました。

子どもたちが幸せになれる世界に、ちょっとでも参加できる大人になりたいですね。

 

アクション映画では、当たり前の銃などの武器を使わずに、嫌がらせ的なアイテムで、大人たちを追い返すのは、とても快かったです。

みんなでアイデアを出し合い、準備して一つの目的に向かって、前に進もうとする彼、彼女たちが、青春ド真ん中で、清々しですね。

でも、その過程で自分の思いを正直にぶつけ合いますが、最後にはお互いを認め合い力を合わせていきます。

若いって、いいものですね。

 

教師の面子、都合で、厳しい校則を守らせようとするのは、本当に何が正しいのか判らなくなりました。

そんな、居心地の悪い学校から脱出して、自由を手に入れることをチョイスするのは、カッコいいですね。

自分たちの基地で、自由気ままに暮らしていくうちに、いつの間にか大切な仲間になり、一人ひとりが勇気を手に入れるのは、この作品の大切なテーマですね!

そんな、少年、少女たちを見ている大人たちも、どこか応援してしまうのは、自然なことだと思います。

この作品は、どんな大人になればいいのか教えてくれたような気がします。

 

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まとめ(おすすめ・考察)

最近の映画では、20代の俳優が学生を演じる作品が多いように思います。

今作は、オーディションで、等身大の子どもたちが主役を演じています。

その為、何のしがらみもなく、ピュアが思いっきり全面に押し出されています。

ストーリーだけでなく、子供たちの本当の姿が心に突き刺さる最高の映画でした!

 

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泥棒たちが子供に振り回されるが。

 

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キャストアレックス・D・リンツ
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ジャンルヒューマンドラマ
アクション
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監督  :前田弘二
キャスト橋本環奈
長谷川博己
安藤政信
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