映画「カイジ 人生逆転ゲーム シリーズ1」は、累計2,100万部を売り上げた福本伸行原作の人気コミックを、実力派俳優の藤原竜也主演で実写映画化。
キャストは、カイジが藤原竜也、遠藤凛子を天海祐希、利根川幸雄を香川照之、石田光司を光石研、佐原誠を松山ケンイチらがつとめる。
監督は、「ごくせん」シリーズなどをヒットさせた佐藤東弥が、はじめて、映画のメガホンをとる。
作品情報
製作年 : | 2009年 |
上映時間: | 129分 |
ジャンル: | ヒューマンドラマ、サスペンス |
監督 : | 佐藤東弥 |
キャスト: | 藤原竜也 天海祐希 香川照之 光石研 松山ケンイチ etc |
「ようこそ クズの皆様」
「考えろ、裏をかけ。そして未来を手に入れろ。」
とても挑戦的なキャッチコピーですが、頑張ってもなかなかうまく行かない人を応援している映画です。
遠藤凛子の天海祐希は、とても存在感があり、彼女のファンにとってはたまらない作品となっています。
また、彼女には、どこか母性があったり、謎めいたところで大人を感じます。
彼女の存在だけでなく、カイジの藤原竜也と利根川幸雄の香川照之の心理戦バトルは、手に汗握るシーンの連続で、ハラハラ・ドキドキです。
ギャンブルで、人生をベットするカイジを、いつの間にか応援してしまう作品です。
あらすじ
フリーターの伊藤カイジ(藤原竜也)は、毎日を空気を吸うだけの生活を送る26歳の青年です。
何も考えないで友人の借金の保証人になったために、逃げた友人の代わりに多額の借金を返さなければなりません。
そんなカイジに、金融会社社長の遠藤凛子(天海祐希)は、一夜に借金を返して、自由になることができるチャンスがある船に乗ることを勧めます。
その船でお互いを蹴落として勝ち抜くゲームに参加することになったカイジは、人生を逆転する為に、自分の人生をベットするが!
作品を見て感じたこと(ネタバレ・感想)
「カイジ」シリーズは、カイジ(藤原竜也)の人柄がとても共感できます。
お人好しの為、心悪しき人にに何度も騙されてしまいます。
でも、純粋なカイジは、他の人、特に弱い人には気を使い、自分のことのように、なんとかしてあげようとします。
個人的には、よく出来た青年だと思います。
そんなカイジですが、「悔しい」をバネに、現状を脱出して、輝かしい未来を目指すのは、私達に勇気を与えてくれます。
カイジがビールを飲む時、「キンキンに冷えてやがる」、「悪魔的に旨い」と言うのが、大好きです。
自分たちが、ビールを飲む時、このシーンを思い出すと、少し微笑んでしまいませんか?
カイジは、一見、自己中心的に考えて行動しているように見えます。
でも、弱い人、病気の人を見かけると手を差し伸べたくなってしまいます。
そして、いつの間にか、心が通う仲間になっていく姿をみると、どこか反省している自分に気付きます。
最初のゲームで、船井譲次(山本太郎)に騙されて、カイジにスイッチが入ります。
追い込まれて、自問自答するシーンは、とても臨場感があり、ドキドキですね。
「どうする、どうする」、刺激の少ない普段の生活ではありえない危機的状況は、手に汗握りますね。
謎多き遠藤凛子(天海祐希)を説得して、仲間にし、利根川幸雄(香川照之)とのリベンジの心理戦は、どのようなトリックがあるのか目が離せませんでした。
人生をベットして、ゲームを勝ち抜けるのは、映画「賭ケグルイ」と重なります。
普通の人が出来ない大勝負を、楽しめるのは、この映画の醍醐味です!
普段は純粋で、お人好しのカイジにスイッチが入るシーンは、とてもかっこいいですね。
人が普段以上の力を発揮するのは、この作品以外にもたくさんありますが、カイジのように絶体絶命の時に、冷静に考えて切り抜けるのは凄いです。
何事も見てみないふりをしなかったり、ビールが大好きでお茶目なカイジだからこそ、彼に親近感が生まれ、どんどん魅力を感じるのでのでしょうね!
映画「カイジ 人生逆転ゲーム」 オリジナル・サウンドトラック
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まとめ(おすすめ・考察)
自分のことだけを最優先に考えて、ギャンブルをするのは、「クズ」と言われても仕方がないかもしれません。
でも、弱い者、病気の者に関わっていき、彼らと何かが共鳴して、新しい自分を手に入れていくカイジの成長は、見ていて頼もしいです!
「ざわざわ」が起こって、カイジにスイッチが入り、新しい力を手に入れます。
ちょっと、羨ましいですが、命をかけたギャンブルは、ノーセンキューです。
私が初めて、「ざわざわ」を耳にしたのは、パチンコ屋です。
「なんとかかかってくれ」と、思う時にお決まりのBGMだったと思います。
映画の中では、ちょっとおしとやかですが。。
私にとって、「ざわざわ」=カイジです。
原作者の方が、後に「ざわざわ」について、話されています。
ファンの間で一人歩きし、インターネット上にもよく用いられるようになった「ざわ…ざわ…」の表現について、「『天 天和通りの快男児』(1989年から2002年まで「近代麻雀ゴールド」にて連載された麻雀漫画)辺りから牌を切ったときの表現に使い始めたんです。
後ろで勝負を見ているギャラリーが、『何であの牌が通るんだ!?』ってざわざわしている心理描写で」ともともとは背景に臨場感を出すために使用した、文字通り“ざわざわしている人々”の表現だったことを明かした。
出典:シネマトゥデイ
深い意味は、なかったみたいですが、とても我々に響くサウンドですね(笑)。
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合わせてみよう(関連作品等)
カイジ ファイナルゲーム
2020年の東京オリンピックを無事に終えた日本だったが、想定外の不景気となってしまいます。
缶ビールが1,000円に値上がりし、大好きなビールを買うことさえ悩むカイジ(藤原竜也)は、生活に困窮していた。
帝愛グループの企業の一つを任されるまでになった大槻太郎(松尾スズキ)は、カイジを探し、彼に一攫千金のギャンブルを提案する。
それは、お金をたくさんもっている大富豪の老人が、主催するギャンブルでした。
大槻太郎の提案に、不安を覚えながらもカイジは、チャレンジすることに。
ジャンル: | ヒューマンドラマ、サスペンス |
監督 : | 佐藤東弥 |
キャスト: | 藤原竜也 福士蒼汰 関水渚 新田真剣佑 吉田鋼太郎 etc |
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賭ケグルイ
ギャンブルの能力で、生徒の階級が決まる名門校・私立百花王学園へ、ギャンプルの天才少女・蛇喰夢子(浜辺美波)が転校してきた。
夢子は、学園の支配者であり生徒会長である桃喰綺羅莉(池田エライザ)との対決を心待していた。
生徒会は、勢力を拡大するアンチギャンブルの「ヴィレッジ」と、どんどんギャンブルで勝ち進む夢子が邪魔になり、彼女たちを潰すために行動を起こす。
ジャンル: | 青春、サスペンス |
監督 : | 英勉 |
キャスト: | 浜辺美波 高杉真宙 宮沢氷魚 福原遥 伊藤万理華 etc |
映画「映画 賭ケグルイ」は、月刊「ガンガン JOKER」連載の大人気コミックの実写映画化です。 原作者の河本ほむらが…
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