映画「東京喰種 トーキョーグール【S】」は、石田スイによる人気コミックの映画化のシリーズ第2作目。
事故に巻き込まれ半喰種になってしまった大学生のカネキは、人間を食らう種族「喰種(グール)」として生きることへ抵抗があり苦しみます。
彼は、喰種たちの駆け込み寺でもある喫茶店「あんていく」に身を置く。
そんな時、「美食家(グルメ)」と呼ばれる喰種・月山が、カネキをターゲットにする。
キャストは、カネキは前作同様の窪田正孝が、トーカは山本舞香、「美食家(グルメ)」の月山習は松田翔太がつとめる。
監督は、萩原健太郎から川崎拓也、平牧和彦となる。
作品情報
製作年 : | 2019年 |
上映時間: | 97分 |
ジャンル: | SF アクション ホラー |
監督 : | 川崎拓也 平牧和彦 |
キャスト: | 窪田正孝 山本舞香 鈴木伸之 松田翔太 etc |
トーカ役が清水富美加から山本舞香へ変わりました。
はじめは、前作の清水富美加が良かったと思っていましたが、こうしてブログを書いていると、山本舞香の魅力が見えてきました。
不器用なトーカを演じるって難しいと思います。
段々と笑顔を取り戻してくる彼女が、印象的です。
笑顔を最後の最後まで、とっておくってズルいですね!
あらすじ
喰種たち憩いの場の喫茶店「あんていく」に身を寄せ、カネキ(窪田正孝)、トーカ(山本舞香)たちと身を潜めて暮らしています。
そこに、「美食家(グルメ)」の月山(松田翔太)が「あんていく」に突然現れる。
半喰種というカネキの特殊なにおい気付いて月山は、カネキを「グールレストラン」へ誘導するが。
作品を見て感じたこと(ネタバレ・感想)
重い感じのストリーが印象的な映画でした。
生きるための意味、生きるため人を食べる、それが交差する難しい作品かもしれません。
人を食べなければ生きていけない喰種・トーコの悩みは、もしかするとカネキ以上なのかもしれませんね。
彼女は、おどおど感のあるカネキを見ていられないのは、自分に迷いがあって、苦しんでいと思います。
トーコもですが、カネキら、本当の正しい生き方をチョイスしていく感じが、とてもホッとした作品でした。
人間は、普通に動物を殺して食べます。
心が傷まないのは、ちょっと不思議ですが、こんな作品を見ないと気付けません。
生きていくことの意味、それには誰か、他のものが痛みを伴う、そんな当たり前を感じていません。
この作品のキャラクターは、みんな、生きることで苦しんでいます。
私達に、大きな気付きを与えてくれる映画でした。
トーコの主義は、自分たちの正体(喰種)を知った人間を殺すことです。
でも、西尾錦(白石隼也)の彼女を殺せませんでした。「きれい」という言葉で。
トーコの心に、友達の人間を本気で受け入れるキッカケになります。
彼女の迷いが消えた瞬間は、とてもいい感じで、彼女の笑顔は、ステキでした。
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生きるために、人間を食べなければならない、でも、お互いを大切にする「愛」があれば乗り越えられる!
カネキの直球勝負な姿を見たり、西尾錦の彼女の純粋な気持ちに触れて、閉ざした心を開放する。
カネキ、トーコが共鳴し合いながら成長していく作品でした。
まとめ(おすすめ・考察)
原作ファンにとってはたまらない、原作重視の作品でした。
前作より、アクションシーンが少ないのは残念でしたが、次回作以降も見に行きたいです。
グルメの美学にフォーカスし、それを人食いにコラボレーションする。
一見、不思議ですが、究極って感じにドッキとしました。
珍しい半喰種のカネキの存在を楽しむ輩が一杯で、何故、謎が残った作品ですが、次回作が楽しみです。
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