映画「心が叫びたがってるんだ。」は、注目を浴びた「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の長井龍雪(監督)、岡田磨里(脚本)、田中将賀(キャラクターデザイン&総作画監督)のコラボが再びハートフルな作品を描く。
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」と同じ埼玉県秩父市で「青春」と言う若者のテーマに、心の傷や葛藤にフォーカスする、少年少女の成長ストリーです。
キャストは、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の水瀬いのり、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の内山昂輝つとめる。
作品情報
製作年 : | 2015年 |
上映時間: | 119分 |
ジャンル: | 青春、ミュージカル、ラブストーリー、アニメ |
監督 : | 長井龍雪 |
キャスト: | 水瀬いのり、内山昂輝、雨宮天、細谷佳正 etc |
スタジオジブリ、細田守を追いかけるクリエイターたち(長井龍雪、岡田磨里、田中将賀)が、新しいシーンを築いていく作品です。
彼らは、3人ともに76年生まれで、若い感性を大切に、純粋にフォーカスした作品の生み出しています。
今作は、アニメ、実写に関係がない普遍的なテーマを、丹念に作り上げられた作品です。
アニメなのに、実写に近い映像がいっぱいのすごい作品です。
秩父を舞台に、実際にロケした場所を作品で見せてくれます。
CGではない、リアルなシーンは作品の表現を広げてくれました。
成瀬順(水瀬いのり)は、自分に正直に自分を傷つけて、自分を否定しまいます。
大人になっても、自分を攻めることがよくありますが、若い彼女は、本当に辛かったと思います。
そんな、彼女の叫びは、心の底から応援したくなります。
成瀬順:「舞台も無茶苦茶にして、家のことも無茶苦茶にして、わたしのおしゃべりのせいじゃなかったら、何の、何のせいにすればいいの」
坂上拓実(内山昂輝)は、自分の気持ちを成瀬順にぶつけるシーンは、鳥肌モノです。
青春って、本当にいいものだと思い出させてくれました!
坂上拓実:「俺を傷つけていいよ。傷ついていいから、お前の言葉、もっと聞きたいんだ、成瀬!」
彼、彼女たちの叫びは、青春の時だからの悩みではなく、普遍的な苦しみですね!
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あらすじ
成瀬順(水瀬いのり)は、母親に父親の秘密を意味もわからず話してしまった為、家族がバラバラになってしまいます。
突然現れた玉子の妖精に「二度と人を傷つけないように」とおしゃべりを封印された彼女は。。
とても元気な女の子だったのに、その事件がトラウマとなり、静かに、おしゃべりをしないで暮らしていたが。
地域の活動で、クラスメイトとミュージカルをすることに。
作品を見て感じたこと(ネタバレ・感想)
成瀬順(水瀬いのり)は、何も考えないで、おしゃべりをして、大切な父親を失います。
それがトラウマとなり、自分の殻にこもって、「おしゃべり」を封印してしまう。
地域行事の委員に選ばれ、自分と同じような境遇の坂上拓実(内山昂輝)と心が触れ合うようになり、少しづつ、彼女の呪縛に変化が起きます。
また、成瀬順の素敵な歌声を聞きたい、成瀬順、坂上拓実の前向きで、一生懸命さで、一人、また一人と仲間が加わり、ミュージカルを作り上げます。
自分を乗り越える青春の1ページを見ていると、胸が熱くなるだけでなく、自分自身に素直になりますね!
忘れていた、本当の自分を気付かせてくれる素敵な映画です。
成瀬順は、何故、自分の殻に閉じこもったのでしょうか?本当に大切な人を失ったから?
坂上拓実が、人の気持ちを素直に受け入れられなくなったのは、両親と離れ離れになったから?
同じ苦しみが、彼、彼女のふれあいが意味あるものに変わっていきます。
何の利害関係もなく、力を合わせて何かを作り上げていくのは、純粋にお互いの存在を認め合っているからですね!
言葉を喪った成瀬順が、坂上拓実に、自分の言葉を失った理由を携帯の文字で説明する。
それを彼が素直に受け入れるのは、とても微笑ましかったです。
言葉でなく、文字だけで何かを伝えるって、キュンと来るものですもんね。
仁藤菜月(雨宮天)は、本当の真実を受け入れることが怖くて、苦しんでいました。
坂上拓実の側に、成瀬順が現れて、本当の自分の思いに気付いていきます。
このままでいいのか?彼女は、自問自答しながら、彼と対峙することになります。
その時、坂上拓実を思う彼女がそれを見てしまいます。
ドラマ的にはお決まりですが、とても辛いシーンでした。
自分を自分でコントロールするのは、めちゃめちゃ大変ですね。
ただ、何かを我慢するだけの方が、簡単かもしれません。
それに気付くって、大人への第一歩なのかもしれません。
それが理解るためには、仲間同士の寄り添い、仲間同士の共感が大切だと思います。
この映画は、少年少女が青春を謳歌しながら成長する大切なヒントがいっぱいでした!
まとめ(おすすめ・考察)
自分の殻を破るのは難しいですね。
永遠のテーマかもしれません。
でも、一人では難しいけど、仲間との寄り添い、共感があれば、勇気が湧いて解決できるかもしれません。
好きな人へ好きな思いを伝える、それだけで自分の正直な気持ちに納得できる。
自分の足りない部分を他の人に補ってもらったり、正直、素直になることで、ぐっと自分の殻を破るキッカケをゲットできるでしょう!
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