映画「ジェミニマン」は、ウィル・スミスが、最新技術のCGで現在と若者の2役を演じて、近未来に起りうる問題を描きます。
「ライオンキング」で動物のCGの凄さに驚かされましたが、今度は人間のCGで驚きます。
また、現在の映画の5倍のコマ数で撮影された最先端の凄い作品です。
キャストは、ディズニーの実写映画「アラジン」のウィル・スミスが2役を、「ダイ・ハード ラスト・デイ」のメアリー・エリザベス・ウィンステッド、「ラスト・ナイツ」のクライブ・オーウェン、「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」のベネディクト・ウォンらがつとめる。
監督は、「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」で、2度目のアカデミー監督賞を受賞したアン・リーが最新の技術、父性にチャレンジする為にメガホンをとる。
作品情報
製作年 : | 2019年 |
上映時間: | 117分 |
ジャンル: | SF、アクション、サスペンス |
監督 : | アン・リー |
キャスト: | ウィル・スミス メアリー・エリザベス・ウィンステッド クライブ・オーウェン ベネディクト・ウォン etc |
ウィル・スミスVSウィル・スミスで、ブルース・ウィリスの「LOOPER ルーパー」を連想しました。
でも、そうではなく、大人ウィル・スミスが子供のウィル・スミスを育てる?
ディズニー映画の「アラジン」などのコミカルなウィル・スミスが、父性をテーマに演じるのは、とても新鮮で、どこか応援したくなります。
今回の作品は、監督のアン・リーが、映像技術にこだわった作品です。
例えば、CGですが、ウィル・スミスのギャラの2倍ぐらい掛かっているそうです。
「ライオン・キング」の動物の映像で、実写とCGのカテゴリーが区別できなくなったと思った矢先に、人間のCGでも、それが可能だと思い知らされました。
これから、役者の意味が薄れることがなければいいのですが!
あらすじ
史上最強のスナイパーのヘンリー(ウィル・スミス)は政府の秘密ミッションの後、何者かに狙われることに。
彼の行動を全て把握し、謎の襲撃者の正体は、ヘンリーのクローンだった。
理解出来な事実を知ったヘンリーは、アメリカ国防情報局の捜査官ダニー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)と力を合わせながら、政府の恐ろしい陰謀と戦うことになる。
近未来の生とは?作品を見て感じたこと(ネタバレ・感想)
新しい「ミッション・インポッシブル」を予感するバイクシーンのアクションは最高でした。
予告の、バイクで、バイクにぶつけようとするシーンが印象的でした。
それが、その後もこれでもか、これでもかと続くのが凄すぎますね。
見るべきシーンです。
一番に心に響いたのは、ノーウォーの為に、クローン技術で、人間のソルジャーを作るのは恐ろしいと感じました。
近未来の技術なので、人としてどう受け止めたらいいのか、問題提起なのかもしれません。
この作品は、将来に起りうる問題を教えたかったのかもしれませんね!
近いうちに、技術が進化して、人間の臓器を作れるようになったり、クローン技術で、自分と同じ体を人工的に作れるようになるでしょう。
そんな時代を予想する作品です。
戦争で、人と人が争う、それを止める為に、クローン技術で作られた人間が戦争をするのは、おかしなことだと思います。
将来、人間の心を持ったアンドロイドも作られるよになり、アンドロイド同士が戦うのも、どうかと思いませんか?
人が人を作る、人間のエゴで、何か大切なことを壊すのは、人類の存亡に関わると思います。
ヘンリーのクローンとして作られ、ソルジャーとして育てられ、戦争の道具にされるのは、絶えられませんでした。
もし、自分がクローンだったら、どうしますか?
自分の意志、感情を他の人間にコントロールされ、自分が生きることの意味を奪われたら、人間でなくなります。
この作品は、CGと実写の区別をなくす凄い作品だと思います。
ヘンリーの若い姿をCGで作り出しています。
正直、CGとは思えませんでした。
ちょっと昔の作品では、CGはCGでしたからね!
コンピューターが進化して、人と人工物の差が縮まり、人工物が意識を持ったり、人間と共存するのは、もうすぐ当たり前になると思います。
その時に、慌てないようにお互いを正しく認めあいたいですね。
クローン技術の使い方を間違えると、大変なことになります。
また、生への定義が変わると思います。
ハリソン・フォードの「ブレードランナー」は、人間とレプリカントの区別が出来なくる社会を描きます。
そして、人間とレプリカントが結ばれる。
個人的には、お互いが認め合うことが大切だと思います。
この作品は、生への定義の変化を教えてくれました。
まとめ(おすすめ・考察)
人は神になるのか、人の命を操作することをどう考えるか、難しい問題です。
何が正しい、何が間違っている、誰が決めるのでしょうか?
近い未来に、生命の定義を変える技術が完成するでしょう。
その時に、自分らの大義を優先するのではなく、お互いを認め合う社会を望みます。
この作品は、人間の都合を最優先して、人の命に区別があり、誰かが犠牲になりました。
命・意識に区別がないよう考えるポリシーを持つ生き方をチョイスしたいですね!
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合わせてみよう(関連作品等)
LOOPER/ルーパー
タイムマシンは開発されましたが、その使用は制限がありますが、違法に使用する者が。
彼らは、自分の都合で、歴史を変えています。
「ルーパー」と呼ばれる暗殺者へ、抹殺指令が入る。
それは、いつも通り活動だが、送られてきたのは30年後の自分!
引き金を引くことを躊躇ったジョーは、未来から来た-自分-は街へ。
「奴を殺さなければ、自分が消される!」
必死に追跡する現代のジョー、ようやく未来の-自分-を追い詰めたとき、彼の使命の意味が明らかになります。
彼が過去にまで来て変えようとしているものはなんなのか?
謎多き未来の独裁者「レインメーカー」とは一体?
ジャンル: | SF、アクション、サスペンス |
監督 : | ライアン・ジョンソン |
キャスト: | ブルース・ウィリス ジェセフ・ゴードン=レヴィット エミリー・ブラント etc |
ライオン・キング
動物たちの王、ライオンのムファサ(ジェームズ・アール・ジョーンズ/大和田伸也)の子のシンバ(ドナルド・グローバー/賀来賢人・熊谷俊輝(子供時代))は、父のような偉大な王になることを夢見ながら成長していきます。
叔父スカー(キウェテル・イジョフォー/江口洋介)は、ムファサのことをよく思ってなく、王位を狙う。
スカーの策略によって父の命を奪われ、シンバ自身もサバンナにいられなくなります。
イボイノシシのプンバァ(セス・ローゲン/佐藤二朗)とミーアキャットのティモン(ビリー・アイクナー/亜生(ミキ))と出会い、仲間となったシンバは、過去を忘れて穏やかに時を過ごしていくが。
ジャンル: | アドベンチャー |
監督 : | ジョン・ファブロー |
キャスト: | ドナルド・グローバー ビヨンセ・ノウルズ セス・ローゲン セス・ローゲン アルフレ・ウッダード ビリー・アイクナー etc |
映画「ライオン・キング」は、凄いCG映像で、動物たちにリアルな表情を持たせ、アニメーションの領域をお超えた新しいカテゴリ…
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映画.com(映画の情報集めにおすすめです)
Yahoo!映画(辛口レビューが面白いかもしれません)
Yahoo!検索による「ジェミニマン 映画」のウェブ検索結果、『ジェミニマン』(2019) の映画情報です。評価レビュー…
ウィキペディア(作成秘話等の作品の裏側が見えてきます)
YouTube(やっぱり、動画がわかりやすいですね)
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