映画「IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」は、スティーブン・キングの小説「IT」の映画化です。
今作は、前作「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」の27年後を描きます。
前作は、社会現象を巻き起こしたホラー作品で、興行収入が歴代NO.1に輝きました。
日本でもIT=“それ”のキャラクターが、インパクトあるホラーで人気になり、女子高生らなどが劇場に詰めかけた結果、爆発的なヒットをしました。
今回も「自己責任でご覧ください」とアナウンスされ、社会現象となった作品が完結する瞬間を楽しめます。
キャストは、「シンプル・シモン」のビル・スカルスガルド、「X-MEN:ダーク・フェニックス」のジェームズ・マカボイ、ジェシカ・チャステイン、ビル・ヘイダー、イザイア・ムスタファらがつとめる。
監督は、「MAMA」で、ハリウッドデビュウーしたアンディ・ムスキエティが、前作より続投。
作品情報
製作年 : | 2019年 |
上映時間: | 169分 |
ジャンル: | ホラー |
監督 : | アンディ・ムスキエティ |
キャスト: | ビル・スカルスガルド ジェームズ・マカボイ ジェシカ・チャステイン ビル・ヘイダー イザイア・ムスタファ etc |
前作「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」は、それまで興行収入NO.1のホラー作品「シックス・センス」を破る凄い作品でした。
人の心を操るピエロのペニーワイズが、どのように迫ってくるのか、ドキドキを楽しめましょう!
アンディ・ムスキエティ監督は、「恐怖は人を分断させる、打ち勝つには結束が必要」いい、今の社会に問題提起をする作品をホラーで描きました。
「前作がキツくて、こんなに怖いホラーは無理」という人は、たくさんいると思います。
私も実際そうでしたが、免疫が出来ていたせいか、大丈夫でした。
決して、前作より質が落ちたと言う印象はありません!
大人になってもトラウマを抱える「ルーザーズ・クラブ」の面々の勇気を応援をしましょう!
そこに、ステキなテーマ「結束」を感じることが出来ます。
あと、この作品の中で、スティーブン・キング本人がでているので、探してみるのも楽しみですね!
あらすじ
小さな田舎町で、再び子どもたちが殺されていきます。
「COME HOME COME HOME(帰っておいで)」と、「それ」から、不気味なメッセージが届く。
幼少時代に「それ」の恐怖と戦ったルーザーズ・クラブの仲間たちは、27年前の約束を守るために、町に戻ってきて、つかの間の幸せな時を過ごすが。
ピエロのペニーワイズが待っていた。
作品を見て感じたこと(ネタバレ・感想)
誰も、嫌な記憶、トラウマを持っていて、いつの間にか封印をしていると思います。
でも、あまりにもそれが大きすぎると、それに支配されてしまいます。
「ルーザーズ・クラブ」の仲間たちは、それぞれが心に傷を負っています。
27年後、再び「それ」と戦うことになるとは、とても不幸なことですね。
集まった仲間たちが、昔の思い出と現在の自分たちと再び繋がり、結束して、自分たちでトラウマを克服していくのは、どこか映画「スタンド・バイ・ミー」に重なり、誰もを応援したくなる作品でした。
再会して、楽しく食事を楽しみますが、ピエロのペニーワイズからメッセージが届き、みんなの心がバラバラになってしまいます。
でも、自分たちの未来を知り、子供の頃に結ばれた結束が修復し始めます。
そして、お互いが抱える嫌な思い出、トラウマからの脱出が望みだと気付いていくのは、心に響きました。
逃げていてはダメ、それと戦って乗り越えるのは、少しカッコよかったです。
弟を喪ったビル(ジェームズ・マカボイ)が、過去の自分を乗り越えるために、子供の頃の自分を説得するのは、本当に自分との戦いだったと思います。
自分のとった行動で、弟がペニーワイズの手に落ちてしまいました。
ペニーワイズを倒したからといって、彼の弟が戻ってくる訳ではありません。
でも、次の犠牲者をなくすことが、自分の使命だと気付いて、ペニーワイズと戦う勇気を手に入れました。
父親に乱暴を受けていたベバリー(ジェシカ・チャステイン)は、過去、住んでいた自分の部屋で大切にしていた手紙を手に入れて、自分を支えてくれた人を思い出します。
少女の純粋な恋心って、大人の女性になっても変わらないのは、とても素敵でした。
恋をするのは、心に潤いを与えてくれるだけでなく、人を守る為の勇気もいっぱい貰えるものですね!
彼、彼女たちは心がつながった勇気で、ピエロのペニーワイズと戦います。
人の心の恐怖を食べて、自分の力を増大させるペニーワイズにとって、最悪な状況を作ります。
彼らは、苦い思い出、トラウマの中に、自分たちの素敵な輝きを見つけて、思い出と向き合えるようになります。
変えることが出来ない、過去の出来事でも何にフォーカスするかで、悪い思い出を、いい思い出に変えることが出来ます。
大人になって、過去の思い出をもう一度よく考えてみると、悪い思い出の中にも、良き思い出もあったことに気付くことを教えてくれる、ホラー映画でした。
まとめ(おすすめ・考察)
「IT」シリーズは、とても恐怖のストレスが凄い作品だと思います。
古いですが映画「13日の金曜日」シリーズだと、最初は幸せそうなドラマがあって、その後に惨殺が起り、その落差で恐怖への感じ方を増大させています。
でも、このITシリーズでは、最初から最後まで恐怖だけで、メンタルにストレスを与え続けます。
(今回の作品は、ちょっとだけ幸せな時がありましたが)
さすがに、こたえました。
最初から最後まで恐怖でいっぱいなので、本当のホラー映画好きにはたまらない作品だと思います。
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合わせてみよう(関連作品等)
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。
「それ」は、ある日突然出現しました。
いつも、平和な田舎町を、恐怖で覆い尽くされます。
次から次へと児童失踪事件が起り、内気な少年ビルの弟も、大雨の日に外出した時、すごい血痕を残して消えてしまいます。
ビルは悲しみに暮れ、自分を責め続けます。
そんなビルの前に、突如「それ」は現れ、「それ」を目撃してから、恐怖を感じはじめたビル。
その得体の知れない恐怖を抱えることになったのは、ビルだけではなかった。
何かに恐怖を感じる度に「それ」は、どこへでも目の前に現れ、ビルとその秘密を共有することになった仲間たちは「それ」に立ち向かうが。
ジャンル: | ホラー |
監督 : | アンディ・ムスキエティ |
キャスト: | キャスト:ジェイデン・リーバハー ビル・スカルスガルド ジェレミー・レイ・テイラー ソフィア・リリス etc |
X-MEN:ダーク・フェニックス
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ミュウタントの超能力の有効活用で、自分たちの市民権を獲得しようとするプロフェッサーX(ジェームズ・マカボイ)。
しかし、それは過酷な活躍が。
宇宙の救出ミッションで、ジーン・グレイ(ソフィー・ターナー)は事故に巻き込まれ、大いなる力を得てしまい、自身のコントロールが出来なくなる。
その力を得て、利用しようとする者、彼女を救う為に立ち上がった仲間たちの死闘が始まる。
ジャンル: | SF アクション |
監督 : | サイモン・キンバーグ |
キャスト: | ジェームズ・マカボイ マイケル・ファスベンダー ジェニファー・ローレンス ニコラス・ホルト ソフィー・ターナー etc |
映画「X-MEN:ダーク・フェニックス」は、ミュータントのジーン・グレイが、大いなる力を覚醒させ全世界の危機を招く。 人…
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