映画「ランボー ラスト・ブラッド」は、シルベスター・スタローンの代表作となる「ロッキー」シリーズに並ぶ作品です。
1982年に1作目が製作され40年近く、アクション映画の代表格となった「ランボー」のシリーズ第5弾で、フィナーレになる作品です。
キャストは、「ロッキー」シリーズ、「ランボー」シリーズのシルベスター・スタローン、「ブラ!ブラ!ブラ! 胸いっぱいの愛を」、「ローマ発、しあわせ行き」のパス・ベガ、「バイオハザードIV アフターライフ」のセルヒオ・ペリス=メンチェータ、「チリ33人 希望の軌跡」のアドリアナ・バラッザらがつとめる。
監督は、メル・ギブソン主演の「キック・オーバー」のエイドリアン・グランバーグがメガホンをとる。
作品情報
製作年 : | 2019年 |
上映時間: | 101分 |
ジャンル: | アクション サスペンス |
監督 : | エイドリアン・グランバーグ |
キャスト: | シルベスター・スタローン パス・ベガ セルヒオ・ペリス=メンチェータ アドリアナ・バラッザ イベット・モンレアル etc |
ベトナム戦争の犠牲者ランボーとして、社会批判作品としてスタートしたシリーズですが、アクションがヒートアップして、無敵のランボーとなっていきました。
今作は、大切な家族の復讐劇に徹して、妥協しないアクションだけでなく、生々しいグロテスクなシーンの連続でした。
最後の、バトルシーンは、とても見応えがあります。
ラストで、生きた人間から心臓を取り出すのは、シルベスター・スタローンの奥さんのアイデアだそうです。
もし、家族を殺されたら、犯人の体から心臓を取り出してやると言ったそうです。
それを、映画のワンシーンに使うのは、凄いことですね!
今作では、今までと違い、ランボー自身の大切なの家で戦います。
そこには、彼が心を落ち着ける為に掘ったトンネルがあり、戦うために数々のトラップを仕掛けていきます。
それを見ているだけで、どのようなバトルがあるのか想像できます。
そして、恐ろしいだけでないグロすぎるラストへ。
目を閉じたくなるほどではありませんが、必ず息の根を止めるランボーの復讐劇は、家族を失った親の怒りだったのだと思うと納得できます。
あらすじ
精神的に疲れ安らぎを求め、ジョン・ランボー(シルベスター・スタローン)は、故郷のアリゾナで生活をしていた。
両親がいる時から、家族のような関係の古い友人のマリア(アドリアナ・バラッザ)とその孫娘ガブリエラ(イベット・モンレアル)らと幸せに暮らしていた。
牧場で平穏な毎日だったが、ガブリエラは、本当の父を訪ねてメキシコへ。
彼女は、メキシコで、人身売買カルテルに誘拐されてしまいます。
娘同然のガブリエラを救うため、ランボーはグリーンベレーの隊員の時、身につけたスキルの戦闘技術で、復讐を!
作品を見て感じたこと(ネタバレ・感想)
普通の人間として、幸せを手に入れたランボー(シルベスター・スタローン)が、大切なものを失い、怒り100%になるのは当たり前です。
暴力に対して、暴力は虚しいと思います。
でも、かけがえのない人を失った親として考えると、当然だと思います。
過去の作品を思うと、社会の理不尽な対応で、心を痛め、行き場を失ったランボーが、故郷に帰ってやっとささやかな当たり前の幸せを手に入れたのに。
彼の受けた傷跡を考えると、心が痛みます。
今回の作品は、ヒューマン・ドラマがたっぷりです。
ランボーは、ガブリエラ(イベット・モンレアル)を助けに行き、人身売買カルテルにボコボコにされます。
ジャーナリストのカルメン(パス・ベガ)に助けられ、なんとかランボーは、生き延びます。
カルメンもカルテルの被害者で、心に傷を負っていました。
彼女の力を借りて、ガブリエラの救出へ。
ガブリエラを助けに行きますが、彼女はひどい目にあわされて、大変なことになっていました。
そして、無口なランボーは、今まで以上に無表情になり、殺人マシーンとなってしまいます。
前半では、温かいヒューマン・ドラマだったのが、流血だらけに、この温度差がこの映画の醍醐味かもしれません。
静寂の後、戦うランボーは、まるでハンターです。
1人、1人と敵を叩きのめして、地獄へ送るのは、怖かったです。
敵を倒しても何も戻ってこない。
最後のシーンで、ランボーがそれを受け入れるのですが、孤独を感じました。
まとめ(おすすめ・考察)
ベトナム戦争で、精神的に傷を負い、社会に受け入れられなかったランボーの思いを考えると、とても悲しい人生だと思います。
国の為に、命をかけて戦ったのに。
ああ無情です。
でも、この作品は、アクションとして新しい世界観を作り、誰もの支持を受けてきました。
社会批判作品から、無敵のアクションヒーロー映画になった時は、たくさんの人や、批評家から批判されましたが、興行的には大成功しました。
何が魅力か考えてみると、ランボーの「無」のように思います。
ただ、本能のまま生きる、誰もがそれに共感したのだと思います。
自分に出来ない事を自分たちに代わってやってくるれるヒーローが、ランボーで、誰もの心のヒーローだったのだと思います!
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