映画「望み」は、何不自由なく暮らす家族に、子供が事件に巻き込まれ、子供に会いたい母親と子供を信じたい父親が、子供を守るため、家族を守る為の決断を迫られるセンセーショナルな作品です。
キャストは、「一度死んでみた」、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの堤真一、「記憶にございません！」、「マチネの終わりに」の石田ゆり子、「弥生、三月 君を愛した30年」の岡田健史、「宇宙でいちばんあかるい屋根」の清原果耶、「東京喰種 トーキョーグール【S】」の松田翔太らがつとめる。
監督は、「ケイゾク」、「SPEC」シリーズ、「人魚の眠る家」、「明日の記憶」で日本アカデミー賞の優秀作品賞を受賞した堤幸彦がメガホンをとる。
作品情報
| 製作年 ： | ２０２０年 |
| 上映時間： | １０８分 |
| ジャンル： | ドラマ サスペンス |
| 監督 ： | 堤幸彦 |
| キャスト： | 堤真一 石田ゆり子 岡田健史 清原果耶 松田翔太 etc |
映画「検察側の罪人」で、誰もが知っているサスペンス小説家の雫井脩介の「望み」の映画化です。
誰もが羨ましいと思う幸せそうに暮らす家庭に、激震が。
「子供が殺されている」OR「子供が殺人犯」かもしれない。
父親は、母親は、兄妹は、何を信じるのか？
最後の母親（石田ゆり子）の言葉が、苦しすぎる作品です。
発行部数20万部を超えるベストセラーとなった理由がこの映画でわかります。
「本当の家族とは」なんて言っていられない究極の選択を迫られます。
母性が正しい、父性が正しい？
信じることの難しさ、家族を守ることとは。
誰もに衝撃を与える作品です。
あらすじ
一級建築士として成功している石川一登(堤真一)は、誰もが憧れる幸せな生活を手に入れていた。
突然、高校生の息子が、家に帰ってこなくなり、息子を探しているうちに、不安になる情報が。
同級生の殺人事件に関係しているのではという、疑いをかけられる。
息子の無実を信じる一登、犯人でも帰ってきてほしい貴代美(石田ゆり子)がいました。
考えの違う二人が、家族の調和を崩してく。
作品を見て感じたこと（ネタバレ・感想）
本当にこたえた映画でした。
自分の子供を最後まで信じれるかなんて、考えたことがありませんでした。
普段の生活で、これは信じれるだろう、これはダメだろうなど考える時がありますが、次元が違い過ぎます。
また、母親とも意見が違ってしまうと泥沼ですし、他の子供たちも大変です。
この作品では、父親（堤真一）に父性を感じました。
家族守るために、最優先を考えます。
何が正しいとは、判断出来ない事件に対して、一番のハッピーは何か苦しみます。
冷静だったと思います。
それに対して、自分に素直に対応する母親（石田ゆり子）は、息子（岡田健史）を最優先に考えます。
やっぱり、自分の体の分身だからでしょうか？
理解は出来るけど、私の優先順位とは違います。
先日、映画「友罪」を見たので、余計に未来を考えてしまいました。
凄まじい報道活動で、疲弊していく家族たちは、本当に心が痛みます。
真実の報道って、必要なのでしょうか？
息子の持っていた刃物が見つかり、光を感じた父親が、突き進むのはとても印象的です。
でも、その心を感じてくれない。
事実ではなく、報道という作られた情報しかないのに、寂しいことですね。
家族を守るべき行動は、何だったのでしょうか？
私は、基本的に、家族全員が幸せになるようにストーリーを考えますが、犠牲がゼロとは考えません。
どうしてもトータルで、考えてしまいます。
この作品では、娘を守る父親、息子を守る母親とも見えます。
全てを守ろうとする母親が主人公なような気がしました。
ぜひ、最後のシーンの母親の言葉を聞いてください。
この作品の全てが、洪水のようにやってきます。
ぜひ、映画館で、このどうしょうもない思いを感じてください。
まとめ（おすすめ・考察）
子供が犯罪を犯すのは、親の責任でしょうか？
私は、100%、親に責任があると考えます。
正直に、認めたくない面もありますが、親からの情報が基本で子供は、大きくなります。
特に現代では。
昔は、げんこつ親父などいて、良き指導者がいたりしました。
その為、ダメな親でも、周りのフォローがあったっと思います。
今は、ある意味可愛そうな環境かもしれません。
ネットで、色々な情報の入手、指南役との出会いがありますが、どれが正しいのか判断出来るようになるのは大変です。
この環境を改善する方法が見えなくて、ちょっと、悲しいです。
そうなると、親である自分がしっかりしないといけません。
このことが理解っている大人がたくさん増えることを望みます。
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合わせてみよう（関連作品等）
人魚の眠る家
社長の播磨和昌(西島秀俊)と妻の薫子(篠原涼子)は2人の子供を持つが、2人とも別々の生活を。
ある日、娘の瑞穂がプールで溺れて、脳死と診断されます。
臓器提供、それとも死を待つかの選択を決断しなくてはいけない夫婦は、思い悩んだ結果、臓器提供を考えます。
最後のお別れで、薫子が瑞穂の手が動いたのを感じ、娘の未来を期待する。
和昌は、自身の会社が開発した最先端技術で、延命治療を行なうが。
| ジャンル： | サスペンス、ドラマ |
| 監督 ： | 堤幸彦 |
| キャスト： | 篠原涼子 西島秀俊 坂口健太郎 川栄李奈 山口紗弥加 etc |
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マチネの終わりに
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４０代の２人の前には、超えなければならないハードル、現実、そして、蒔野と洋子の思いのすれ違いが。
| ジャンル： | ロマンス ラブストーリー |
| 監督 ： | 西谷弘 |
| キャスト： | 福山雅治 石田ゆり子 伊勢谷友介 桜井ユキ 木南晴夏 etc |
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宇宙でいちばんあかるい屋根
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お隣の幼なじみの大学生・朝倉亨（伊藤健太郎）への恋心を持つ、普通の中学生でもあった。
ある日、書道教室の屋上で、柄の悪い老婆（桃井かおり）が、キックボードに乗って空を飛んでいる姿を見ます。
つばめは、その老婆を「星ばあ」と呼ぶようになり、やがて、恋のこと、家族のことを話すようになります。。
| ジャンル： | ドラマ ファンタジー |
| 監督 ： | 藤井道人 |
| キャスト： | 清原果耶 伊藤健太郎 醍醐虎汰朗 坂井真紀 吉岡秀隆 桃井かおり etc |
映画「宇宙でいちばんあかるい屋根」は、Coccoプロデュース楽曲の「今とあの頃の僕ら」を歌う清原果耶の映画初主演作で…
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